手ではなく足を振って

 誰にでも決断すべき瞬間はある。その一歩を踏み出した彼に拍手……は、余り送る気にはなれない。さりとて非難も不適当だ。
 あたかも水槽と一体化した小さなコンクリート製の山を外から眺めるがごとき内容ではある。
 詳細本作。

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