概要
──異能を持つ二人の乙女が出会い、物語は走り出す
僅かな人間が超常の異能を操る《超閾者》(エクスライナー)として公然の存在となった現代。
光嶺麗(みつみねれい)は両親に愛されず、やがて《超閾》(エクスライン)が目覚めると両親が抱えた借金のカタとして犯罪組織に売られることになってしまう。
その取引現場で両親が何者かに殺され、咄嗟に逃げ出した麗は、風変わりな黒い車に乗る《超閾者》の女性、町野慧(まちのけい)に拾われて深夜の首都高速を逃げることに。
組織の追手を退け自由な明日を迎えるための、二人の戦いが始まる──。
光嶺麗(みつみねれい)は両親に愛されず、やがて《超閾》(エクスライン)が目覚めると両親が抱えた借金のカタとして犯罪組織に売られることになってしまう。
その取引現場で両親が何者かに殺され、咄嗟に逃げ出した麗は、風変わりな黒い車に乗る《超閾者》の女性、町野慧(まちのけい)に拾われて深夜の首都高速を逃げることに。
組織の追手を退け自由な明日を迎えるための、二人の戦いが始まる──。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!乙女二人が夜の首都高で繰り広げるスタイリッシュガンアクション——!!
主軸は現代ファンタジーで、現実からかけ離れた異能でのバトルが繰り広げられます。しかしその一方で現実の地名を使ったり、車を細かく描写することで、重厚なリアルも感じられます。痛快でありながら、異能バトルでありがちな設定のふわふわ感がない。この絶妙なバランス感覚が素晴らしい。
また、設定をうまく【ミステリー要素】として使い、読者の関心を引き、ストーリー以外での牽引も見事。ストーリーの緩急も鋭くついておいり、さらにはそこに主人公:麗の幼少時代のトラウマなどが重なり、物語と心の動きがリンクし、最高のカタルシスを演出しています。特にカーアクションでの熱い展開は必見。(マジで! 食い入るように読み進めた…続きを読む - ★★★ Excellent!!!作者が超閾者
短編なのに続きが気になってしまいます。
近未来の特殊な世界観を舞台に様々な事情を持つキャラクターたちの葛藤がこれから物語として紡がれていくのだろう──という想像を掻き立てられますね。
とても読みやすい作品だと思います。
オリジナリティの濃い設定ですが、読者を混乱させないために情報を小出しにする配慮があり、読み進めていく中で自然と世界が見えてきます。
登場人物たちの心理描写が巧みです。
直接的な表現ではなく、一挙一動から間接的にキャラクターの心情を伝えることに努めていて、趣と説得力のある描写となっています。
これが初投稿なんて驚きです。
次回作も楽しみにしております。