終談 それぞれの成果

「へぇ~そんなことがあったのね。」

私は最近起きた事を炎華に話していた。

「美子と玲子も随分と力を付けたみたいだし、私もうかうかしてられないわね。」

「ほんと、自分でも驚くくらいの力だよ。」

「それじゃ…その力を見せて。私もこの期間で編み出した戦い方を見せてあげる!」

「うん!手加減無しだよ!」

炎華も密かに修行していたんだ…お互いの修行の成果を見せるための手合わせは全力で応えないと!


ー山ー


「…酒王か。今日はどうしたんだ。」

「アイツらの修行の礼を言いに来てな。」

「礼なら彼女達から既に聞いているさ。別で他の用件があるんだろう?酒王…」

「やっぱり隠し事は通用しないか。」

「君こそ、感情を読み取れる奴が何を言っているんだ。」

「率直に言うと…お前と久々に手合わせしたい。お前とこうして手合わせするのも何百年ぶりだか忘れたけどな。」

「クスッ…」

「おいおい…何が可笑しい?」

「いやいや、私自身も久々に腕がなるんだよ。」



「その勝負…乗った!」



「そうと決まれば…本気で行くぞ、天閣!」

「あぁ!臨むところだ!」

完。

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大正百鬼夜行~仙妖修行編~ Next @Trex

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