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大正百鬼夜行 美子と玲子の技一覧と解説(2)

↓前回の続きです。



・業火葬(ごうかそう)
美子と玲子が兄の秀次から受け継いだ技で、猛華刀を地面の摩擦で発火させて相手を焼き斬る。兄の形見ということもあってか、ピンチの時にしか使わないことが多い。


・天地爆葬(てんちばくそう)
業火葬と同じく兄から受け継いだ技。猛華刀の剣先を地面に這わせて衝撃波を発生させ、衝撃波が相手に到達すると小規模の爆発が起こるというもの。この技を真似て作られたのが前回記述した「氷爆葬」である。


・居合い・猛火爆斬(いあい・もうかばくざん)
兄の秀次が生前に未完のまま終わってしまったと呼ばれる絶技。その場から一歩も動かずに素早く抜刀し、相手の体の摩擦熱でその瞬間のみ刀を発火させ絶ち斬る。その威力は蝶月輪を折った銀鋼の体を一瞬で分断させるほどであるが、絶大な集中力と体力を大幅に消費する為、この技を放った美子と玲子は丸一日気絶してしまっていた。


・氷輪業火葬(ひょうりんごうかそう)
発火させた猛華刀と絶対零度の蝶月輪の二刀流で斬り裂く技。相反する性質を持つ二振の刀は業火と氷結を繰り返し、相手に襲いかかる。


・双生剣舞(そうせいけんぶ)
天閣との修行の果てに編み出した想像による奥の手。想像の力で片方の人格を具現化させて二人で同時に斬る技である。ただし弱点もあり、二人で戦うといっても体は元々一つな為、片方が受けたダメージはもう片方も同じダメージを受け、さらにダメージが蓄積してしまうと強制的にこの状態は解除されてしまい、しばらくは使えなくなってしまうという弱点がある。まさに奥の手と呼ばれるだけのシビアな技。

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