大正百鬼夜行完結記念ということで、これまでに登場した妖怪を纏めてみました。


・山兎(やまうさぎ)
『兎の如く 人里にお出でまし 山降りれば 蛙の足音ペッタンと』
山奥に遊び場を作り、そこで暮らす兎の妖怪。見た目は可愛らしいあどけない少女なのだが、語尾に「~じゃ」と付ける老人のような話し方をする。いつも背中に乗せてもらっている妖獣の山蛙は親友の間柄。弱いものいじめをする妖怪の狂鬼に遊び場を追い出されてしまったが、依頼で山へ来ていた凛条兄妹の協力で元の遊び場へ戻ることが出来た。


・狂鬼(きょうき)
『気まぐれに現れば 弱き帰れと追い払う その所業 不届き千万』
凛条兄妹が物語で最初に敵対した鬼の妖怪。気だるそうな話し方をするが、自分より格下の相手をいじめる性根の悪い性格をしている。特にこれといった技や能力は持っていないものの、腕の力はかなり強い。物語では山兎の頼みを聞き、依頼解決の為に動く凛条兄妹と交戦し、敗れた。


・妖狐(ようこ)
『美男子が赴くは 勝手次第 女子供連れ去り 狐の婿入り』
妖しげな風貌を纏った狐の妖怪。自らを「小生」と呼び、古風な口調を用いて知的冷静に振る舞っているが、実はキレやすい性格。催眠術を使って操る能力を持ち、村に住む女性全員に催眠術を使って一夜にして連れ去り自身の配下にしてしまう。また、戦闘時には狐火と呼ばれる火球を飛ばして攻撃する。物語では依頼人から前述の事件を聞いた秀次によって身元を特定される。見張りをしていた美子(玲子)を催眠術でさらい、秀次と交戦するも途中で催眠が解けた玲子によって即座に斬り伏せられた。


・夜桜姫(やおうき)
『煌めきの夜 そこに立つは 万物も惚れる 美の化身なり』
妖怪の中でも特に美しいとされる桜妖怪。彼女が現れる場所には暗い夜でも光輝く桜の木が生えるのだという。あまり人前には顔を見せないのだが、争いを好まない優しい性格。物語ではある夜の仕事帰りの青年に密かに目撃され恋をされる。その青年から依頼を承諾した凛条兄妹の説得により初めて人間の男と会話をしようとしたのも束の間、突如現れた妖怪「夜叉」によって襲われかけるも、凛条兄妹が倒したおかげで事なきを得た。その後は青年と結婚し、現在は桜という名前で花屋を営業していること、娘の「吉乃(よしの)」を授かったことが「恋想完結編」にて判明した。


・夜叉(やしゃ)
『闇夜 暗躍 美の魂追い求め 人妖の群襲いかかる』
穢れのない美しい魂をコレクションする女性の鬼の妖怪。呪詛の妖術や武器の薙刀による攻撃を得意としている。目的の為なら手段を選ばない性格。物語では夜桜姫と青年の魂を奪おうと襲いかかるも凛条兄妹に阻止された。