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大正百鬼夜行 美子と玲子の技一覧と解説(1)

大正百鬼夜行シリーズの主人公、美子と玲子が使う技を解説付きで纏めてみました。



・蝶月輪・一刃(ちょうげつりん・いちじん)
シンプルな横薙ぎの抜刀。玲子曰く「ほんの小手調べ」。この技の真価は後述する二刃との組合わせで発揮される。


・蝶月輪・二刃(ちょうげつりん・にじん)
前述の一刃から繰り出される技。一刃時の抜刀の勢いを殺さず、そのまま蝶月輪を逆手に持ち替えて再び斬る。これは一刃を放ち、相手をあえて避けさせて油断したところを斬るという意図がある。


・月ノ美兎(つきのみと)
素早く跳躍し、落下の速度を乗せた刃で兜割りを行う。居合い斬り系の技が主体の美子と玲子にしては珍しい抜刀したまま放つ技である。


・月花閃(げっかせん)
美子と玲子を代表する技の一つ。やや前傾の姿勢から踏み込む、超神速の居合い一閃。あまりの速さに相手は瞬間移動でもしたのかと錯覚するほど。当然美子と玲子が放つ技の中で最も速く、当たればほぼ確実に仕留めるほど威力も高いが、直線状に一閃を放つ特性状、横に避けられると不発に終わる。そのため、美子と玲子はトドメを刺す状況か、一騎討ちの場合でしか使用しない。余談だが、シリーズで合計7回この技を放っており、そのうち技を回避したのはコハクのみ。


・氷刀・雪花氷輪(ひょうとう・せっかひょうりん)
玲子を代表する技で、前述の月花閃と同じくトドメ技として多用されることが多い。雪女の力で蝶月輪を絶対零度の氷の刀へと変化させ、素早く連続で斬りつけた後、凍らせた相手を納刀と同時に粉砕する。ただし、前世が雪女一族の生まれである玲子の人格しか使えず、氷系統の技は美子には使えない。月花閃と同じく、劇中では7回使用された。


・氷爆葬(ひょうばくそう)
玲子のみが使用出来る技。氷の刀を地面に這わせて、一筋の氷を相手に飛ばし、その氷が相手の足元へ到達すると地面から氷山の一角の如く尖った氷を出現させるというもの。元々は兄の秀次が使っていた技を真似て作られた技である。


・蝶月輪・無刃(ちょうげつりん・むじん)
玲子のみが使用出来る技で、その名の通り刀を使用しない。体内に溜めた冷気を一気に放出して目眩ましと相手を霜焼けにさせて意表を突く技だが、初出の銀鋼戦では蝶月輪を折られて失敗していた。


・冬原千草(とうげんせんそう)
玲子のみが使用出来る技で、美子と決別した玲子が精神世界で再会した雪女としての姉である雫に諭され、美子の元に戻った後に生み出した技。「分散する一太刀」という意味らしく、素早く放った斬撃を体から放出する冷気で分散させ、無数の冷たい斬撃が相手を襲う技。元々は姉の雫が使っていた「冬原百草(とうげんひゃくそう)」という技を自分なりに昇華させた技らしい。

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