Adrian Blue Tear ―バー・エスメラルダの日常と非日常―

作者 陶守 美幸

複雑に絡み合った人間模様が魅力的!

  • ★★ Very Good!!

自由都市の片隅にある看板のないバー『エスメラルダ』を舞台にした物語。
『帝国』と『王国』。
不仲な二つの国に跨る複雑に絡み合った人間模様は、カクテルの数だけ、色を変え、香りを変え、風味を変える。
店主ルピナスの不可思議さが、『エスメラルダ』で起きる問題事、厄介ごとに更なる華を添え、万華鏡のような人間模様を生み出す。

やや、ゆったりとしたペースから始まるこの物語だが、話が進むごとに軽快なスピード感が増し、読者を先へ先へと誘ってくれる。しっかりとした文章で読み疲れもしにくい本作。一話一話も短めなので、隙間時間で読みたいという人にも向いていると思う。
是非ご一読を!

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