概要
酒と相槌は一時凌ぎにしかならない。だからといって無駄だとは思わない。
核戦争で汚染された世界が神の奇跡によって浄化され、人類が魔法を手に入れた未来。世界は、魔法文明の恩恵を受ける王国と、機械文明に頼る帝国とに分断されていた。
暗殺を裏稼業にしていた貴族出身の学生の青年は、政争に巻き込まれて王国を追われ、帝国との国境にある自由都市の潜りバー『エスメラルダ』にたどり着く。
どう見ても十代半ばの少女の店主にスカウトされ、とりあえずの間はバーテンダー兼用心棒として働くことに。
小柄でお茶目かと思いきや強かな店主と、寡黙な機械人形の先輩用心棒が働くバーを訪れるのは、天衣無縫の剣の達人、酔い潰れの帝国軍人とその部下、犯罪組織に所属する美女、そして青年の消息を追う者たちetc.
どうやら青年がバーで働くことになったのは偶然ではなく、二大国やかつて所属してい
暗殺を裏稼業にしていた貴族出身の学生の青年は、政争に巻き込まれて王国を追われ、帝国との国境にある自由都市の潜りバー『エスメラルダ』にたどり着く。
どう見ても十代半ばの少女の店主にスカウトされ、とりあえずの間はバーテンダー兼用心棒として働くことに。
小柄でお茶目かと思いきや強かな店主と、寡黙な機械人形の先輩用心棒が働くバーを訪れるのは、天衣無縫の剣の達人、酔い潰れの帝国軍人とその部下、犯罪組織に所属する美女、そして青年の消息を追う者たちetc.
どうやら青年がバーで働くことになったのは偶然ではなく、二大国やかつて所属してい
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!複雑に絡み合った人間模様が魅力的!
自由都市の片隅にある看板のないバー『エスメラルダ』を舞台にした物語。
『帝国』と『王国』。
不仲な二つの国に跨る複雑に絡み合った人間模様は、カクテルの数だけ、色を変え、香りを変え、風味を変える。
店主ルピナスの不可思議さが、『エスメラルダ』で起きる問題事、厄介ごとに更なる華を添え、万華鏡のような人間模様を生み出す。
やや、ゆったりとしたペースから始まるこの物語だが、話が進むごとに軽快なスピード感が増し、読者を先へ先へと誘ってくれる。しっかりとした文章で読み疲れもしにくい本作。一話一話も短めなので、隙間時間で読みたいという人にも向いていると思う。
是非ご一読を! - ★★★ Excellent!!!登場人物同士の関わり方を楽しんでください。
物語の舞台はタイトルにも有る通り、基本的には小さなバーの中です。
そこを訪れた主人公と、一見可愛らしいマスター、バーの常連さん達・・・、物語が進むにつれて登場人物の過去が、関わりが、そしてこの物語の世界観が明かされて行きます。
主人公を含めて一話毎に登場人物の正体や関わり方が分かって行く展開が面白いと思いました。
まだまだ全容が分かるところまでお話が進んではいない段階だと思いますが、これからの展開がとても気になります。
予備知識無しで読んだ方が面白いと思いますので、レビューとしては曖昧な書き方で申し訳有りませんが、まずは読んでみてください。
※:実はなろうの方で見付けて読んでいまし…続きを読む