第12話雪城結依のラブレター2
ここが僕のファンクラブの部室なの?
目の前の教室は2年2組だった。
「ここって一ノ瀬さんの教室?」
2年2組は確かに風紀委員の活動を拠点だったよね?
あれ....可笑しいな。
逃げないと行けない気がした。
「結依〜来てくれたんだ!」
「えっと、美香」
「どした〜」
「まさかね...ファンクラブに入ってない?...僕の」
「結依、どうしたの? 入っているけど。」
「やっぱりいい。」
早く逃げないと嫌な気がする。
「来てくれたんだね。雪城さん!!!」
「い..一ノ瀬さん。」
「風紀委員に来る気になったのかな?」
「まさかとは思うけど...僕のファンクラブのリーダー? 一ノ瀬さん」
「バレちゃったか。 美香捕まえて。」
「はい!」
「まって美香!」
僕は美香に教室に誘拐された。
終わった.....誰か助けて〜
「雪城さんにバレても仕方ないけど。 辞めろって言わないよね?」
「結依ごめんね。」
「私はただ結衣さんが天使だと布教してただけよ! それなのに辞めろと!! 私には無理..雪城さんを祀って何が悪い! いや! 神聖な行為だ!」
「待って...恥ずかしいからそれ...以上言わないで。」
まさか一ノ瀬さんがここまでの変態だとは思わなかった。
やばい逃げないと大変な事になりそう。
「雪城さんお願いがあるの。」
「無理無理無理。」
「話を聞いてくれるだけでいいのよ?」
「やだ、やりたくない!聞きたくない!」
「ただ少し写真撮らせて。くれればいいのよ。」
「ちょっと話し合いましょ。」
そう言いながら僕の制服を脱がし出した。
「巫女服とかメイド服がいいわね。うふふふ」
「や..やめて。」
恥ずかしいそんなの着られない。
脱がさないで〜!!
「さぁ脱いで脱いで。」
「結依ごめんね。 鼻血が止まらない。 結依かわいい。」
そう言いながら美香が鼻血を出していた。
この学園には変態しかいないのか〜!
僕は脱がされて着せられて撮られた。
もうお嫁に行けない。
もう無理この学園やばい変態の巣窟だ!
次の日学園の掲示板に僕のコスプレ写真が張り出され。
僕が学園に行って赤面したのは当たり前だよな。
それから予想道理の僕のファンクラブ会員は学園の半分を超えた。
これから僕はどうしたらいいの?
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