第10話結依の休日2
最近莉奈が変な事してくるようになった。
今日は凄かった....あんなに意地悪な莉奈初めてだった。
危なかったお母さんが買い物頼まなかったら、今頃どうなっていたんだろ?
「結依お姉ちゃんそろそろ行こう!」
「分かったから、莉奈落ち着いて。」
今回はお預けだけど、今は結依お姉ちゃんとお買い物♪♪
「結依お姉ちゃん遅いよ! 商店街まで競走だよ!」
「莉奈ちょっと待って! そんなに走らないでよ!!」
「結依お姉ちゃん遅い 遅い!」
「莉奈危ない!」
塀から子猫が莉奈に向かって飛んだ。
「にゃ〜」
「ううぅ...痛い。」
「莉奈 大丈夫?」
「にゃ!」
莉奈とぶつかった子猫が今度は僕に向かって跳び付いてきた。
勢い余って跳んできたから僕は体勢を崩して尻もちをついてしまった。
「うわぁ ちょっと待って、顔を舐めないで〜!」
「にゃ〜 にゃ〜!」
「やめて〜こそばいよ!」
「結依お姉ちゃんが子猫に舐め舐めされてる、羨ましい。」
「莉奈何か言った?」
「なんでもないよ?」
「この子 どこの子だろ?」
「首輪してないし野良じゃない?」
「莉奈 この子離れてくれない。」
「結依お姉ちゃん好かれてるね〜。」
「そろそろ離れて...くれないよね。」
「結依お姉ちゃんその子飼いたい!」
「莉奈ダメだよ! お母さんとかにも聞かないとね。」
「とりあえず連れて帰ろう。」
「にゃ〜?」
「良いけど...怒られても知らないからね。
それと買い物しないとね。」
「了解です!!」
僕から子猫が離れないから抱いたまま買い物することになった。もふもふで気持ちよかった。
「結依〜! 私の言いたいことわかるわよね?」
「はい、お母さん。」
「この子猫どうしたいと?」
「えっと、家で飼ってもいいかな?」
「結依 子猫飼いたいの?」
「うん、飼ってもいいかな?」
「しょうがないわね。 結依が珍しく頼み事だものね。 でもちゃと世話できる?」
「うん、やる! 任せて。」
「結依..なら良いわ。 莉奈後でお話があります。 」
「はい。」
とりあえず、子猫は家で買うことになりました。
よく調べて分からなかったけど、多分ノルウェージャンフォレストキャットって言う種類の子猫だと思う。名前はノエルになった。
あの後、僕じゃなく莉奈が飼いたいと駄々をこねたことがバレたからめちゃくちゃお母さんに莉奈が怒られていた。理由は....まぁ察して欲しい。
「結依お姉ちゃん〜めちゃくちゃ怒られたよぅ。」
「仕方ないかな。」
「にゃ..にゃ!」
「ノエルどうした?」
何故かノエルは莉奈に対して攻撃的だ。
ノエルの特等席は僕の膝の上になった。
「結依お姉ちゃんばっかりずるいよぅ。私もノエル撫でたい。」
莉奈が手を出すとノエルがパンチする。
「にゃ!」
「結依〜ノエルとお風呂入って来て。ノエル汚れてるでしょ?」
「分かった! ノエルお風呂入るけど水大丈夫かな?」
猫用の生活用品はお母さんがお父さんの帰りに買ってくるように命令してたのを知っている。お父さんごめんなさい。 お疲れ様です。
以外にもノエルは水に平気だった。
「ノエル気持ちいい?」
「にゃ〜!」
ノエルの甘えた鳴き声が可愛いい!!
明日から学校だな、女の子になってから3ヶ月も経ったんだね。 女の子って分からないことだらけだよ。 本当に苦労したな。髪の色は銀色出し..髪の毛は長くなったし..胸は邪魔だし..どうして女の子になったんだろ? 今更だけど。
「ノエル私ってなんで女の子になったんだろ?」
「にゃ?」
そんな事思いなが僕の休みの日はおわっていく。
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