第7話従姉妹襲来・約束

「お母さんただいま。」

「結依お帰り、白咲(しろさき)白音(しらね)ちゃんが来てるわよ。」

「結依ちゃんお帰り〜」

僕は今日が命日かも知れないと、今ここで思った、終わった。

白音が来たからには、僕は逆らえない。

「や、やあ白音。」

「やっと帰ってきたね。 やっぱり可愛いわね結依ちゃん。」

駄目だ、やっぱり白音に名前を呼ばれると寒気がする、逃げたいけど逃げれない。

早く利奈帰ってこないかな。

「どうしたの白音、家に来るの久しぶりだね。」

「そうよねぇ、何故かわかる?」

「さっぱり分からないなぁ〜?」

「変わっちゃった結を、いや結依ちゃんを見にいたんだよ。 うんやっぱり正解だったかな。結依ちゃん可愛いからやっぱり嫁にしようかな。」

その言葉を聞いて逃げたくなった、駄目だ動けない。

襲われる!

「もうそう怖がらないでよ。 今回は何もしないから。見に来ただけだから変わちゃった結依ちゃんをそう警戒しないでよ。」

「本当にそれだけ?」

「やだ可愛い、私が貰ったあげる。」

そう言いながら私に迫ってきた。

「や、 待って」

「本当に可愛くなったわね。よしよし」

「え、」

頭を撫でられた。

どうして?

分からない。

「襲わないわよ。そんなに涙目にならないでよ。 私が悪者みたいじゃない。」

本当に今回は何もしなかった。

「お母さんただいま〜!」

「利奈おかえりなさい。 白音ちゃんきてるわよ。」

「え、白音が来てるの?」

「利奈ちゃんこんばんは。」

「今すぐ結依お姉ちゃんから離れろ、この変態ストーカー!!!」

「久しぶりにあった従姉妹にそんなこと言うの?」

「利奈、落ち着いて、何もされてないら。」

僕そう言いながら、利奈を落ち着かせた。

「白音ちゃん今日泊まっていくよね。」

「はい、結依ちゃんと寝るからよろしくお願いします!」

「「え、」」

「いやいやダメだよ! 結依お姉ちゃんと寝るのは私だよ!」

「1人で寝るよ!」

「結依ちゃんそんな事言ってていいの?」

「う、しょうがない今回だけだよ。」

「結依ちゃんありがとうね。」

「結依お姉ちゃん、諦めないでよ!」

そんなこんなで、白音が泊まっていく事になって僕と寝る事になった。

「結依ちゃんお風呂入りましょ!」

「1人で入ってよ。」

「お姉ちゃん悲しいな。」

白音は上目遣いで言ってきた。

「うぅ、でも駄目恥ずかしいし。」

「女の子同人だからいいじゃない!」

「そんな事言うなら1人で寝てもらうから!」

「しょうがないここは引きましょ。」

そう言って白音はお風呂に向かって行った。

「やっと落ち着ける。」

なんであの時、逃げられなかったんだろ。

前なら逃げれたのに、怖かった。

変わってしまった僕は、どうなるんだろ。

「結依お姉ちゃん大丈夫?」

「利奈大丈夫。」

そう言いながらも、震えが止まらなかった。

僕、白音が怖い。

でも白音の事は、好きだから、どつしていいか分からない。

「結依ちゃん可愛くなったわね。」

「何回も同じこと言わないでいい!」

「約束おぼえてる?」

「うん」

約束、忘れるはずがない何故なら、白音との特別の約束だから。

「結依ちゃんが、変わっちゃったけど私は諦めないから。」

「うん、ごめんね白音」

「おやすみ結依ちゃん。」

「おやすみ白音。」

変わってしまった僕との約束を諦めないって、そんなの辛いよ。

どうしたらいいの?

ここままでは、約束は守れない。

白音と一緒にいる資格無いよ。

僕は、これ以上耐えられない。

ごめんね白音。

今の僕に出来ることはなんでもするからだから許して。

そう思いながら白音を抱きしめていた。

「結依ちゃん、貴方が苦しむ必要はないから気にしないで。 ありがとう。 貴方は私が護るから。」

意識が無くなる前に白音が何か言った気がしたが眠気に負けてそのまま寝てしまった。

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