第14話新しい転校生1
「ねぇねぇ、結依新しい転校生来るそうだよ。 珍しいねぇ...結依も転校生で新しい転校生かぁ...このクラス凄い事になってる?」
「落ち着きなよ美香。 たまたまだと思うよ?」
今日は転校生の話題でいっぱいだった。
「どんな人が来るんだよろ?」
「なんか可愛い子らしいよ。 まぁ結依よりは、可愛い子なんて居ないから。」
「えっと、美香なんのフォローにもなってないよ?」
僕ってそんなに人並外れて可愛いわけが無いのに皆僕が1番って言うよね。
美香とか白姫も可愛いのに何でだろう??
そんな事を思って居ると双葉先生が入ってきた。
「こらお前らそろそろ席につけ〜」
「双葉姉転校生は?」
「こら美香学校では先生だろ! 転校生は来ているぞ。 入れ。」
「はい。 おはようございます...新しく皆さんと共に学ぶことになりました。 桜木(さくらざき)黒乃(クロノ)です。よろしくね。」
転校生はそんな普通の挨拶をした。
でも転校生は僕の方をずっと見ていた。
「結依知り合い?」
「いや、違う初めて会ったよ。」
「そうだ結依、転校生同士仲良く面倒見てあげろよ。」
そう言って双葉先生は教室から出ていった。
「えっと桜木さん困ったことあったら言ってね。」
「雪城結依ですよね。 よろしくお願いします。」
桜木さんは、皆とは違う感じがした。
「雪城さんどうかしましたか?」
「えっと、桜木さんは何が気になる所ある?」
「そうですね、雪城さんは...何故かそんなに慌てているの?」
「えっと、桜木さんは、なんでそんなに落ち着いてるの?」
「私もドキドキしているよ。 だって雪城さんは可愛いから。 でもとても儚いいつでも奪えそうな可愛さだわ。」
何故か桜木さんはそんな事を言ってきた。
「貴方は何者なの? とっても可愛くて人並外れた存在の貴方は何を見ているの?」
「僕は何なんだろうね? そんな事を分からないよ..まだ。」
そうして新しい転校生との最初の挨拶?が終わった。
これから結依と転校生新しい物語が始まる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます