第13話雪城結依の想い

これは夢だ。

女の子になる前の。

信じられないかもしれないでも...僕は...男だった。

今は...性転換が起こって女の子になったけど、

女の子の方が大変だよぅ

男の頃はあんなに楽だったのになぁ〜

「結君また遅刻かね。」

そこには中学3年の担任の物部先生がいた。

これは夢だ僕が女の子になる前の日の生活だ、この受け答えも覚えている。

「そんなんじゃないですって。 猫を助けてたら遅れたんですってば!」

「相変わらず、そんな事毎回起こるかね?

私は心配だよ君のお節介は度が過ぎるよ。

今回は大目に見るけど気おつけろよ。」

物部先生は優しい毎回あんなにも厳しく言ってくるけど毎回罰などは無い。

ありがたや〜

「結君また、厄介事?」

「巻き込まれすぎたよね〜」

教室に入ると色んな人から声をかけられる。

皆優しいな心配してくれて。

そんな毎日が続くと思っていた。

そんな時ある朝女の子はなってしまった。

女の子になってから学校には行けなかった。

行かなかった。 変わった自分が怖くて

女の子になってからは大変だった。

髪が長くなり手入れの仕方やメイクなど

女の子としての作法

大変だった。

何度も男に戻れないかなぁ〜と思った。

でも女の子のままだった。

突然何もかも変わって夜は眠れなかった。

何度も吐き気に襲われた。

でも変わらない。

男には戻れないのに。

ある時覚悟を決めた。

それは、白姫と話してだ。

白音が僕が学校に来なくなってから毎日メールをくれた。

心配してくれていた。

白音に女の子になった事を話した。

そしたら、白音は僕を受け入れてくれた。

不安でいっぱいで変わったこと話して白音は何も言わずに聞いてくれた。

そして不安を取り除いてくれた。

僕が今女の子でいても助けてくれるって約束してくれた。

昔もそうだった。

いつも白音は僕を守ってくれた。

僕は男の頃でも、女の子みたいに弱かった。

でも白音はそんな僕を助けてくれるヒーローだった。

僕は白音にいつも助けられてるな。

またお礼言わないと。

でも、女の子になってから色んな事あったな。

3ヶ月間女の子の作法叩き込まれて

白姫と莉奈と学園に行ったり。

莉奈が変態になったり。

生徒会に入ったり。

楽しいなぁ〜

最初は不安だったけど今は楽しい女の子になった事を悔やんだけど、今は女の子の人生も悪くないと思った。

また、楽しい明日が来る

莉奈や白音や白姫達とずっと一緒に楽しくしたいな。

そろそろ夢が終わる。

この夢が覚めたら愉快で大変な学園生活が始まる。


「雪城結依君は、何者なの?」

目が覚める前に聞き覚えのない声で質問された。

でも答えることは出来なかった。

その声は、またすぐに聞くことになる気がした。

目覚めてから僕の学園がさらに大変な事態になることは、結依は知らない

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