海沿いの列車

作者 レネ

妹が教えてくれたこと

  • ★★★ Excellent!!!

求職中の主人公がふらりと乗った海沿いの電車。そこへ亡くなったはずの妹が乗ってきて──。
静かで淡々とした語りと、家族との会話だけで構成されている、余計なものをそぎ落とした文章。その中に一編の小さな映画を観るような感覚です。
妹がなぜ主人公の前に現れたかは物語を読めば分かるのですが、その後半のくだりには胸をぎゅっと掴まれるようでした。言葉に表すのが野暮に思えるので、その空気はぜひ本作を読んで感じ取っていただきたいです。
妹にありがとうと言いたくなるお話でした。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

若くして亡くなった妹を電車の座席で見る主人公。

妹は鎌倉の江ノ電に似た江の海線で、生前に通っていた鎌田高校からいつも乗ってきます。

心を病み、仕事をうしなった主人公はハローワークに通いながら、そ… 続きを読む

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