概要
文字を読むしか能がない、全ての俺に捧ぐ。
「恵まれた完壁な王候貴族がその国には居ました。子供のときから欲しいものを何でも手に入れれました。何でもです。それにも関わらず彼はすべてを面白くない、そう思うようになりました。なんだか、すべてを見透かしたような感じで――」
誤字脱字で溢れかえった本を見つけた本織 一(もとおり はじめ)。
自らのため、そんなことを考えながらその本を手に取り誤字訂正作業を始める。
しかし、その作業が進むにつれ、身の回りに変化が訪れる。
頭上と自らの掌に見えるデジタル数字。親しく話しかけてくる図書委員の女子。
それらは急速に展開を変える。
誤字脱字で溢れかえった本を見つけた本織 一(もとおり はじめ)。
自らのため、そんなことを考えながらその本を手に取り誤字訂正作業を始める。
しかし、その作業が進むにつれ、身の回りに変化が訪れる。
頭上と自らの掌に見えるデジタル数字。親しく話しかけてくる図書委員の女子。
それらは急速に展開を変える。
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