何度も辛酸を味わう、夢と書くと描くのドラマ
- ★★★ Excellent!!!
9話まで読了しました。主人公の幼少の心証意識から始まるので、導入部は大変にスムーズです。夢でもナイトメアに近いイメージがあります。
獏は夢を食べてくれる……。
しかし、物語と同時に、主人公の成長と数々の挫折が赤裸々に描かれます。
誰もが思いのある、ある葛藤。それがこのドラマの主軸です。
想いのある葛藤とは?
主人公は夢を捨てきれず、もがいていて、そこに大人になっても子供の頃の辛酸の数々がやってくる。尊敬と、憧憬と、嫉妬も入り混じったリアルな創作者の悩みも浮き彫りにしつつ、重みも忘れない。
作者さまの筆致は存じておりますが、現代ものに合わせると、克明かつ鮮明な描写がこんなにも鮮やかになるのだな、とむしろ感心いたしました。
創作者の葛藤のドラマはまだ始まったばかりです。
夢についても、徐々に出て来るのではないでしょうか。
是非、ご一読ください。心から誰かを応援するという気持ちも、思い出せるおまけつきです。
レビューを書きました。久方ぶりに。
書きたくて書きたくて仕方がなかった。これを書かなきゃだめだ、自作が進まないくらい、書きたかったので書きましたことも、推しの一つに記します。