概要
ボツになったあなたのネタ、フィクションにして弔います
私は、某有名小説家の秘書。
重要な仕事の一つに「ネタ」集めがある。
この仕事、実はかなり厄介だ。
たとえば街に出かけて行ったとしても、いつも何かネタに遭遇するわけではないし、誰かに訊いても「はい、これ」とすぐに差し出してもらえるものでもない。
だからと言って、編集さんが出して来るアイデアに、負けてばかりもいられない。
そこで、私は素性を隠し、ネット上にこんなサイトを開設した。
「あなたのネタ、買い取ります」
そこに持ち込まれたネタは私が整理し、時には本人に会って取材をし、作家先生にお見せする。
でも、すべてが採用されるわけでは、もちろんない。
私が自信満々でお伝えしても、ボツになってしまうネタもある。
そんな残念なネタを弔ってあげたい。
だから私が、形にして昇華させてあげることにし
重要な仕事の一つに「ネタ」集めがある。
この仕事、実はかなり厄介だ。
たとえば街に出かけて行ったとしても、いつも何かネタに遭遇するわけではないし、誰かに訊いても「はい、これ」とすぐに差し出してもらえるものでもない。
だからと言って、編集さんが出して来るアイデアに、負けてばかりもいられない。
そこで、私は素性を隠し、ネット上にこんなサイトを開設した。
「あなたのネタ、買い取ります」
そこに持ち込まれたネタは私が整理し、時には本人に会って取材をし、作家先生にお見せする。
でも、すべてが採用されるわけでは、もちろんない。
私が自信満々でお伝えしても、ボツになってしまうネタもある。
そんな残念なネタを弔ってあげたい。
だから私が、形にして昇華させてあげることにし