概要
女王とワーカー、ドローン(怠け者)で構築される世界の隆盛と衰亡
成長に応じて変化するワーカー《働き蜂》の仕事内容、女王の王座争い、スズメバチの襲撃、邪悪なるものの恐怖。季節を通して擬人法で描いたミツバチの世界。その生活と終焉。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!擬人化小説の傑作、ここにあり!
擬人化小説は数あれど、ここまでリアリティを追求している作品は、少ないと思います。
ニホンミツバチの巣を舞台に、1エピソードごとに登場人物(ミツバチの巣の中で異なった役割を割り当てられたたハチ)が変わり、ミツバチの生態が生き生きと描かれます。
各々の行動は、作者のミツバチに関する知識がベースとなっており、もし、ミツバチたちが人間と同じような意識をもっていたら、きっと、こんな風に考えているに違いないと思わせる心理描写と、素晴らしいハーモニーを作り出します。
リアリティがありながら、物語としてのクオリティも高い、”擬人化小説の傑作、ここにあり!”、です。