糸猫奇譚

一言いいですか？？？
飯テロタグ、めっちゃ分かります。

それぞれのエピソードの最後に今日のメニュー的なものがあるんですが、めちゃくちゃおいしそう。マニアックな料理っぽいのも並んでるし、うちのおばあちゃんが作ってたような懐かしいのもあります。

これは読むべき良作。

古風な雰囲気と、妖怪たちの人柄に惹かれました。
妖怪として生きているという背景のうえで、ささやかに重なり合う感情はいつも温かく、読んでいてこっちが和むくらいです。
いろんな視点から物語を読み解いていることで、キャラクター各々の心情が理解しやすく、すっと没入しやすい。洒落た漢字が物語の奥ゆかしさを一層引き立て、雰囲気に趣を感じます。
主観ですけど、こういう雰囲気だいっすきです。
ぬくぬくと、不思議な温もりを感じたい方におすすめなのです。

落ち着きもあり、激情もありで、
飽きることなく一気に読ませていただきました。ありがとうございます。

P.S.
お茶漬け風スープパスタ……気になってしょうがないので、こんどそれ風につくってみます！

主人公は狐の妖。趣味はカフェ巡り。
まず驚かされるのが、作品の文章力の高さ。そして、キャラクターの個性や、セリフ回しも秀逸。ストーリーや世界観も凄く好みです。儚げな印象を受けますが、そこがまた良いです！書いてくれてありがとうございます。

本作を読んで最初に驚いたことが作者の文章力の高さです。
より具体的に言うと、落ち着いていてどっしりとした文体や表現力に魅力を感じました（わかりづらいと思いますが、本文を読むと共感してくれるはず）。

また作品に登場する妖怪たちのストーリーにはやや寂しげながら胸を打つものがあり、続きから目が離せなくなる不思議な力があります。
ぜひ本作を読んでみてください。