探偵道ヶ森成月の手記

廃業の危機に瀕していた道ヶ森探偵事務所。しかし、そこに急な依頼が舞い込んでくる。
それは、手帳を残して失踪した夫を探してほしいという、なんの変哲もない人探しの依頼だった。
聞き込みを続けるうち、失踪した夫は、突然"消失"したのだと言うことを知る。
謎の手帳は、終ぞ埃をまとわなかった時はなく、身の回りのものはまるで時が経過したかのように崩れていく。
夢に現れた洋館が、すべての鍵を握っていた。

セルバンテスでも連載：https://cervan.jp/story/p/3746