【試し読み】小説講座　売れる作家の全技術　デビューだけで満足してはいけない

服装や顔の造作、髪型などは実は大した問題ではない。人物を描くためにもっとも必要なのは、その人物のイメージを明確に喚起させるような言葉を探すことです。

友達、会社の同僚や上司、あるいは好きな俳優でも構いません。ただし、実在の人物の名前は使わないこと。


キャラクターを描くということは、読者が感情移入できるような出来事を主人公に起こしてあげて、読者がそれを共有できるようにきっちりと伝えてあげること。


ある程度本物っぽくて、なおかつ華がある、これがリアリティだと思います。

などなど、ためになることがたくさん書かれています。小説書きの方は一読を。

文庫版を買って読みました。
人物描写のコツや、会話文のコツなど、具体的なテクニックが記されていて面白かったです。
厳しい言葉もありますが、愛情を感じる語り口でした。メリハリのある文章が書けるように精進したいです。

読まれるための創作論ではなく書くための創作論

ありがたいです。勉強になります！

絵画や秀逸なストーリーマンガを読むように、キャラクターを活かす作品作りの仕方がわかります。

主人公の魅力は、単体ではなくおそらく周りの登場人物との関わりによって生まれると思います。

どんなヒロインが、どんな親友が、どんな家族が、どんなヒールが…

キャラクターの肉付けが楽しくも苦しくも、だけど生身の人間のように描けるような、そんな印象を受けました。