ディストピアとポストアポカリプスが混在する野心作。 先進国の利権が渦巻く架空の近未来国家で『七つの大罪』めいた警告が事件を呼ぶ。 主人公がカトリックの信者というのがアクセントを効かせている。 詳細本作。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ファンとして(※以下、敬称略) 小説・エッセイなら京極夏彦、司馬遼太郎、田中芳樹、澁澤龍彦。 漫画なら荒木…
インドの哲人マハトマ・ガンディーの碑文に刻まれた7つの社会的罪については様々な見解がありますが、こちらの小説でも一冊の本を通して出会ったコウタとサラを取り巻く世界がSF作品として描かれています。
近未来、先進国の都合により、内戦に巻き込まれたアザニアという国の復興と再開発による、またもや先進国の都合による格差を前提とした社会。 そのなかで、人が生きるうえでの立場のちがいが、そのまま行き…続きを読む
内戦の爪跡が深く残るアザニアに立つ、ストロナペスと呼ばれる超高層ビル。その姿は美しい天空城でもあり格差社会の象徴でもあった――。消滅した国の復興に交錯する思惑たち。それを本当に望んでいるのは…続きを読む
――本、落としましたよ。 電車内で、不思議な文字の本を拾った主人公は、女性に声をかけた。 ――ありがとう。大事な本だったから。 二人はこのことをきっかけに、親密な仲になる。 そこはストロナ…続きを読む
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