物語が現実になる――哀しくも優しい物語。
しゅりぐるまです。 好きな作家は、三浦しおんさん、有川浩さん、伊坂幸太郎さん、東野圭吾さん。 児童文学も大好きです。 よろしくお願いします。
ストーリーも優しくてすてきでしたが、言葉のチョイスや表現がとてもやわらかく、優しげで、改行の間もとても心地よく……読み手の想像を膨らませる、美しい童話でした。
当初はありがちな男女の出会いを描いたと思われた本作品。その予想は見事に裏切られた。美しい光景の中。再び彼らが巡り合うことを祝福する。――――怪物なんてどこにもいない。
最初はただの少女と少年の何気ないエピソードだと思えたけど、所々にあるちょっとしたことで気づいていく。文の構成もよく読みやすい。
始めは、少年と少女の何の変哲もない日常会話だと思っていました。ですが、物語が進むにつれ、互いに本心で語り、その上で何を思ったのか。それを深く考えさせられました。ハッキリ言って、私はこの物語に惹き…続きを読む
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