ある、危うい肢体、霞へかくした心……切ないです。

淡々と皮肉的、しかし、だらだらに甘えたがり……主人公・戸牧瓜生。傷つきながらも無自覚に寛容で、すっと他人との心の線引きをするような独自の繊細なルールを持って生きてらっしゃるとそんな気がします。
この一年、少しずつ季節が転回りたまに差し込んでくる違う色の光がちらほら見えてもしっかり繋ぎ止められない……、とても切ない気持ちが押し寄せてきました。心配ではらはら。私たち読み手は、そんな主人公の危うい魅力に落ちてしまうのだと考えます。じっくり堪能させて頂きました、続きも必ず読みに参ります。しかし制服の下の肉体・その下にある心ともに、実は凄まじいコミュ力をお持ちなのではと察知しました、瓜生さん末恐ろしいです……!笑

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