鋭くて退廃的、そこに差し込む光。詩で綴るBL、かっこよすぎでしょ…!

主人公の瓜生(うりゅう)君は高校生ながら一人暮らしで、誰にでもついていって虚しい朝を迎えるような、退廃的な暮らし。
そんな中で現れたお隣の空木(うつぎ)くんと、あれよあれよと親密になり、今まで知らなかった自分の感情を知っていきますが…。

大まかなあらすじはこんな感じですが、このお話は詩というか散文?の形で書かれていて、非常に感覚的です。
韻を踏んだり言葉遊びをしたり、その世界観はとても立体的。物語の筋を追う一本道ではなく、脳みその色んなところが論理じゃなく刺激されて、こんなBL体験、キリキリしてうっとりする…!

若くして人生を諦観してしまっている瓜生君が、空木くんを知り、得たもの、失ったもの、そして涙腺崩壊のラスト。
とりあえず「何このかっこいいBL」ってため息出ちゃう、そんな作品です。

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