障害があり車椅子で暮らす気難しい男、飛鳥の家に派遣された家事代行の大翔(ひろと)。バイトで入ったばかりの若い大翔の視点で物語は進みます。
正直、障がい者がメインキャラということで妙に身構えてしまったところがないわけじゃない…けど、読み始めたら全くそんなのは気になりませんでした。
何より、大翔くんの竹を割ったような性格が気持ちよすぎて、そこに感情移入していくと色んな気負いを忘れてしまいます。そして、彼のそんな性格や丁寧な描写から作者の神美さまの誠実さがにじみ出ていて、終始安心して読むことができました。作品の安心感ってすごく大事!!
そして中盤、その「安心」の土台の上に、「きゅんきゅん」が載ってくるんですね!!これ至福!!主人公と読者の信頼関係がしっかりしてるから、大翔くんの感情の揺れがシンクロ率高くこっちにも伝わって、もう顔がこんな感じ(*´ω`*)
そこからはもう、怒涛の展開。サクサク読みやすくラストも爽やかハッピーで、もはや言うことありません!!好き!!!