第8話 予期せぬ依頼と訪問者

 タモン様の低い声は、赤い面の者へと吐かれた。



「……依頼内容は、重度の討伐か?」



 それは、予期せぬ依頼だった。


 月夜の国での任務から数ヶ月がすぎた頃。

 護衛任務が早々に終わり、北闇に帰国して、家路の途中で伝令隊のニスケさんに呼び止められた。「ど偉い方々がお前を呼んでいるぞ。すぐ執務室へ行け」と、それだけ伝えて忙しなく去って行った。


 それは、ユズキも一緒にいる時の伝令だった。ユズキはタモン様に適当な感情しか抱いていないため、着いてきてしまった。


 本部の前まで行くと、そこには小さな駕籠が一台と、金箔で装飾された大きな駕籠が一台あった。付近には、青島隊長のような体格の男性が四人と、目の部分がくりぬかれた真っ赤な面をつけた、なにやら怪しい人物が数人立っていた。

 軽く会釈して通り過ぎ、不撓不屈の文字が彫られた大きな扉の前で立ち止まる。一声かけて中に入ろうとすると、ユズキは無言で扉を開けた。


 ここまでは良かった。問題なのは、執務室に居る人物だ。


 執務室の中には、タモン様の他に知った顔と知らない顔が居た。知った顔とは、ツキヒメとウイヒメだ。護衛なのか、本部の前に立っていたような屈強な体格の男が一人、二人のそばについている。そして、知らない顔。その人物を見て、姉妹の存在はすっかり頭から消されてしまった。


 教科書でしか見たことのない、この世界の〝王〟がいたからだ。

 その名を、皇帝・オウガ――。


 闇影隊は、もともと王家にのみ存在する組織だった。いくつか伝記も残っていて、鬼退治に妖退治など、その多くが化け物退治だ。歴史の教科書や子どもに読み聞かせる昔話として、今もなお語り継がれている。それくらい闇影隊の歴史は古くからある。


 大昔から三種を相手に先駆けで戦ってきた、王家。その現皇帝が目の前にいるのだ。


 思考が滅茶苦茶になって、色んな疑問が一度に押し寄せてくる。彼と目が合うと、勝手に背筋が伸びた。しかし、ここに空気が読めない者がいる。



「誰だ、この老人は」



 混乱する俺とは違って、こんな失礼な発言を軽々と口にしたのは、言わずもがなユズキだ。



「馬鹿! 先生が授業で話してたじゃないか! この人がオウガ様だ!」



 そう小声で言うも、ユズキは全く興味がなさそうであった。

 そんな彼女に代わって、慌てて頭を下げた。なぜなら、オウガ様の隣に立っている赤い面の者が、これでもかと殺気を放っているからだ。


 オウガ様は豪快に笑った。



「よいよい! 私はあまり外に出ない故、顔を知らぬ者も多いだろう。お主も殺気を引っ込めんか。相手は子どもだ」

「失礼いたしました」



 ようやく空気が新鮮になってたところで、タモン様が口を開いた。



「オウガ様、こちらが前に話した二人です」

「ふむ……」



 返事をして、オウガ様が俺の前髪を片手で横に流した。薄紫色の瞳が晒されると、食い入るように観察される。そうしながら、重度について尋ねられた。



「北闇の住民になりすまし、老人に化けたあやつを、お主はどう思った?」



 タモン様が王家に呼び出されたのは、この件でだったのかと、頭の隅でそう考える。



「俺にはただの人にしか見えなかったので、正直に言うと怖かったです。それに、あいつは、自分を殺したところで意味はないと言い切りました。それは解決にならない、とも。あの発言は、他にも仲間がいるともとれます……」



 思い出して、身体が勝手に身震いをした。ただでさえ、この瞳のせいで命を狙われるかもしれないのに、重度にも狙われているだなんて。いったい、どれだけの人数で、どんな者が俺やユズキを追ってくるんだろう。得体の知れない相手なだけに、想像するだけで、余計な不安を駆り立てられる。


 オウガ様は、爺ちゃんと似たような笑みを浮かべて、俺の頭を優しく撫でた。



「安心せい。お主らの命は王家が守る。狙われている理由がなんにせよ、重度は放っておけぬ存在だ。妖化の進行があるようだしのう。早急に手を打たねばなるまい」

「それを伝えに、わざわざ北闇まで来てくれたんですか?」

「その通りだ。タモンから、下級歩兵隊が国を救ったと聞いて、居ても立ってもいられなくなったのだ。遅くなったが、未来を担う精鋭の顔を拝んでおきたかった」



 ここで、赤い面の者が話しに割って入ってきた。



「オウガ様、そろそろお時間が……。東昇とうしょうの国帝が待っております」

「ふむ。では、去る前に、タモンよ」

「はい」

「一つ、頼まれてくれないか?」

「王家からの依頼ということですか?」



 オウガ様が頷くと、代わって説明したのは赤い面の者だった。



「昨今、各地で巨大な生き物が頻繁に目撃されています。そのうちの二体は、北闇の隣国、東昇の国で発見されました。一体の討伐には成功したものの、十小隊のうち六小隊が全滅するほどの被害がでており、取り逃がしたもう一体は北闇の領土に逃げ込んだ可能性があると報告を受けています。尚且つ、二人を襲った男の一件もあります。王家は、何らかの繋がりがあるとみて捜査を進めています」

「……依頼内容は、重度の討伐か?」

「ええ。まだ確定したわけではありませんが、重度とみて間違いはないでしょう。報告によると、討伐に成功したのは獣。その体長は十数メートルとありましたから」



 突然、タモン様が勢いよく立ち上がった。その衝動で椅子が音を立てて揺れる。



「なんだ、その大きさは!?」

「おそらく、獣化が進むにつれて変異しているのかと思われます。何十年も前に発見された重度は、まだなんの進行もありませんでしたが、開闢以来だと騒ぎになりました。それを最後に目撃はされていません。しかし、ここ最近は頻繁に姿を現しています。その全てが進行のある重度です。より情報を得るため、捕獲できればいいのですが……」



 最悪なことに、重度は、各国へ向かいながら近隣の村や小国を襲っているそうだ。逃げ惑うのに必死か、あるいは死んでしまうかで、たいした情報がないらしい。


 オウガ様は、「先ず以て、私が北闇へ来た理由がわかったろう?」と、タモン様に言った。

 その理由は俺にだってわかる。北闇は近隣に村などない。というのも、国の六割が森林だからだ。ハンターが潜んでいる場所も多く、獣の住処もあちらこちらにあるため、その危険性から村がないのだ。つまり、重度は一直線にここを攻めてくることになる。



「取り逃がした一体は深手を負っているそうだ。すぐには動かんだろうが、手を打つのならば今しかあるまい。事は急ぐ。なにやら嫌な予感がする」

「わかりました。隊の編成をし、捜索及び討伐に向かわせます」

「可能であるならば、捕獲せい。北闇には優秀な人材が多い。期待しておるぞ」

「御意」



 こうして、オウガ様は東昇という国へ向けて出発した。タモン様やユズキと金箔の駕籠を見送る。皇帝に会えた感動の余韻にひたるなか、執務室には戻らずにその場で話しの続きに入った。



「ナオト、ユズキ。わかっているな?」

「はい」



 赤い面の者の言う通りならば、俺たちは否応なしに囮になるしかない。



「ですが、青島班の編成はどうなるんですか?」

「いくら深手を負っているとはいえ、相手は化け物級だからな。もう悩んでいる時間はない」



 そう言って、ユズキの方を向いて話す。



「あいつを班に入れる」



 すると、ユズキの表情が険しくなった。



「青島班だけなら安心できるが、今回は大人数だ。隊全体が荒れるぞ?」

「そうも言ってられなくなる。あいつには酷だが、今回ばかりは堪えてもらうしかない。面倒を頼む」

「僕は親じゃない。何度言わせるつもりだ。この愚か者」



 いったい、なんの話しをしているのだろうか。


 話しについていけていない俺に、ユズキは「同居人のことだ」と言った。どうやら、ユズキを住まわせてくれている人が青島班に加わるらしい。聞いている限りではあるけれど、なんだか妙な関係性を感じずにはいられない。


 タモン様は、部隊長を召集して会議を開くとのことで、本部へと戻っていった。ユズキは、「面倒な事は嫌いだ」とぼやきながら、自宅へと歩みを進めていった。同居人に説明してくるらしい。


 俺はというと、緊張から解放されて、急に襲ってきた疲労を抱えながら家の前まで帰って来たものの、中に入れずにいた。玄関の前には人集りができ、まるで珍しい物を見るような目つきをしながら、近所の人たちが好き放題に会話を繰り広げている。


 すっかり忘れていたが、ツキヒメとウイヒメがいるのだ。


 通行人の邪魔にならないように、駕籠を庭へ移動するよう言ったものの、どうして二人が俺に着いてきたのか謎である。そもそも、二人は北闇に何をしに来たのだろうか。


 着物のせいで体温が上がっているのか、二人の額には汗が滲んでいた。



「……とりあえず、どうぞ」



 家の中に招き入れ、居間へ案内した。この際、「狭いわね」と耳をつついてきたツキヒメの声は幻聴だと思うことにする。



「ナオト、久しぶりー!」



 言いながら飛びついてきたウイヒメを、そっと受け止めた。

 常に半袖と半ズボンを着ていると言っていたカケハシ。ウイヒメの心境に変化があったのか、着物姿がとても可愛らしい。それに、短い時間ではあるが、一緒に過ごしたうえに面倒もみてもらった。なんだか妹のようにさえ思える。



「お久しぶりです。もう夏も近いのに、その格好は暑いでしょう? 俺の服で良ければお貸ししますよ。ここは人目に触れないので、楽にして下さい」

「やった! もう暑すぎて死んじゃうかと思った」

「でしょうね。すぐに持ってきます」



 自室から服一式を二つ持ち出して、ついでにお茶を用意してから居間に戻り、手渡したら着替え終わるまで居間の外で待った。ウイヒメの「もういいよー!」という元気な声で、また居間に戻る。


 少しサイズが大きすぎただろうか。二人とも寝間着のような格好になってしまった。

 身軽になったところで、ウイヒメは畳の上に寝そべった。



「北闇に何か用があって来たんじゃないんですか?」



 寝そべりながら、ウイヒメが答える。



「ナオトに用があって来たんだよ」

「わ、私は妹の面倒を見るために着いて来ただけ」



 他所を向きながら、着物を丁寧にたたんでいるツキヒメ。前みたいに見下す様子はない。他国に来ているからだろうか。そんなツキヒメを横目にしていると、ウイヒメが机の上に封筒をいくつか置いた。それは、あの空洞の中にあった手紙だった。



「ナオトは男の子だから、意見をもらいたくて。姉様に聞いても、ちゃんと考えてくれないし」

「読んでもいいんですか?」

「いいけど、笑わないでね?」

「わかりました」



 差出人の名は、どれも汚い字で〝赤熊コン〟と書かれていた。男の子のようだ。封筒を一つ手に取って逆さまにすると、中からは手紙と写真がでてきた。手紙を読む前に、どんな子が送ってきた便りなのか、写真から見てみる。


 半袖のワイシャツに蝶ネクタイ。股に食い込むほど、がっつりとサスペンダーで上げた半ズボン。白いハイソックスに黒の革靴。その服すべてがはち切れんばかりの肉付きのいい、髪を七三分けでセットした男の子がそこには写っていた。笑顔がとても眩しい。

 そっと机の上に裏返して伏せて、次に手紙に目を通す。



【君の声は小鳥みたい。ピヨピヨ、ピーヨピヨ。はしゃぐ姿はまるで子犬ちゃん。また遊びに来てね。一緒にピヨピヨしよう】



 鳥と犬が合体した奇妙な生き物が、一瞬、脳裏に過ぎった。



「一緒に……ピヨピヨって……」



 ウイヒメと目が合った瞬間、俺は机を叩いて、目に涙をにじませながら笑った。家ではなく、外に隠していた訳はこれかと、あの時のウイヒメの反応を思い出して腹筋が崩壊しそうだ。



「また嘘ついた!」



 ひとしきり笑ったところで、俺はウイヒメに謝った。



「申し訳ございません。インパクトの強い方ですね。それで、コンって方とはどういった関係なんですか?」

「うんとねぇ……」



 困ったような顔をして、いまだにそっぽ向いているツキヒメに、助けを求めるような視線を送った。ツキヒメが代わって説明をしてくれた。



「一年ほど前かしら。他国へ家族で旅行に出かけた時、国の当主に挨拶しに行ったの。その時、赤熊様の息子がウイヒメに一目惚れして、それから度々こうやって手紙を送ってくるんだけど……」



 後は、言わなくてもわかるでしょ? とでも言いたげなツキヒメに、思わず苦笑いをした。


 しかし、どうしたものか。男の意見を聞きたいがために、わざわざ北闇を訪れてくれたウイヒメだが、俺には恋愛経験がない。将来の婚約者を求めて他国にまで縁談に出向いているツキヒメの方が、俺よりも良いアドバイスをしてくれそうだけど、おそらく考える事を放棄したのだろう。



「返事はだされたんですか?」

「ううん。なにを書いたらいいのかわからなくて……」

「コン様も、きっと同じ気持ちなんじゃないでしょうか。伝え方が下手くそではありますが、なんとなく伝えたいことはわかりますよ」



 鳥のさえずりのように、心が落ち着く澄んだ声をしながら、犬のように自由に走って遊び回るウイヒメ。その姿は想像できる。


 ウイヒメはツキヒメと違って、天野家の先代が培ってきた信用と実績を背負い、それに恥じない行動と立ち振る舞いを心掛けてきたわけではない。自然体のままで過ごしてきた。

 ということは、アピールの仕方が独特ではあるけれど、コンはありのままのウイヒメを好きになったのだ。



「それにしても、不器用な方ですね。お洒落などせず、いつも着ている服装で写真を撮ったらよかったのに」



 なにが面白かったのか、頬をつきながら鼻で笑ったツキヒメは、ようやく俺の方を向いた。



「コンの正装よ、あれは。私たち天野家と同じで、赤熊家も和服なんだけど、コンはちょっと変わってるから。失礼にもほどがあるわ」

「もう、お姉ちゃん!」



 盛大なため息が漏れた。前と違った雰囲気に騙されるところであった。変わったのはウイヒメだけで、ツキヒメはツキヒメのままだ。



「もう少し考えて喋った方がいいよ。そんな調子だと、一生かかっても縁談なんてうまくいきっこない。金目当ての男ばかりが寄ってくるだろうね」

「あら。あなたは違うとでも言いたいの? お金に興味がないと?」

「闇影隊なんで。目先の金よりも、自分の命を守るので精一杯だ」

「私は別にっ」「そういえばー!」



 ツキヒメが話している途中で、ウイヒメが言葉を被せた。



「ねえねえ、ナオト。また任務に行くの?」



 憂いをふくんだ眉をして、喉を詰まらせるかのような声で言ったウイヒメ。きっと、ハンターと虎に襲われた時のことを思い出したのだろう。



「行きます。北闇を……守らなきゃいけないので」



 本心かと問われれば、そうではない。もし、なんの情報もなく、突然の襲撃だったのなら、俺はどう行動するだろうか。家の前に集っていた近所の人たちが助けを求めてきて、その声に応えるだろうか。


 輪郭のない黒い靄が、胸の中で広がっていくのを感じる。


 見殺しにしたい、笑ってやりたい、天罰だと罵ってやりたい。どこからか、そんな心地よい声が聞こえてくる。



「とはいっても、俺は弱いですから。ウイヒメ様も、執務室での会話を聞いていたから知っているでしょうけど、相手は大型の生き物です。国を守る以前の問題かもしれません」



 大丈夫だなんて、軽々しく言えるほど大人じゃない。今、はっきりとわかった。俺はこの国が嫌いで、「国民を守りたい」だなんて強い意志すら持ち合わせていないのだと。

 あるのは、恨みと、憎しみと、殺意だ。


 そもそも、闇影隊に入隊したのも、言霊の力を手に入れたのも、全て家族と友達のためだ。依頼されない限り、自ら他の命を守ろうとは思えない。多分、この感情は、今のところ北闇限定だろう。



「……手紙の件ですが、返事をだしてあげてください。待つ立場の話し、覚えていますか?」

「うん、覚えているよ」

「そんな思いをさせてはいけません。手紙を受け取りたくないのなら、早めに伝えるべきですし、ただ手紙の内容に困っているだけなら、正直にそう教えてあげるべきです」



 すると、ウイヒメはとんでもないことを口にした。



「私、ナオトの帰りを待ってみる。父様には、北闇の当主様に連絡してもらうから、ね?」

「カケハシ様が心配します。帰らなきゃダメですよ」

「平気だよ。前みたいに勝手に国の外には出ないし、ちゃんと当主様の家でお留守番してるから。そうしなきゃ、ダメなの」

「なぜですか?」

「じゃないと、ナオトが帰って来ない気がする。さっきのナオトの顔、とっても寂しそうな顔してたから……。姉様、いいでしょ?」

「仕方ないわね」



 手紙の返事を考えながら、待ってるね――。

 そう言って微笑んだウイヒメは、いまだに眉を下げていた。


 また着物に着替えた二人は、駕籠に揺られて当主のもとへ行ってしまった。


 最後まで意地でも帰らせる気でいたのだが、「父様と、北闇の当主様は幼い頃からの親友なの。だから、本当に大丈夫よ」と、ツキヒメに言われてしまい、打つ手がなくなってしまった。


 こうして、悶々としながら任務に明け暮れ、それから幾日か過ぎた。


 昼時、久しぶりの休暇に自宅で羽を伸ばしていると、不意に激しく玄関の引き戸が叩かれた。畳の上で横になりながらヒロトと談笑していた俺は、あまりの音の大きさに飛び起きて、何事かと玄関から顔を出した。

 立っていたのは伝令隊だった。緊迫した顔を見て、いよいよか、と深く息を吐き出した。後から来たヒロトも伝令隊の表情で察したようだ。



「伝令! 走流野ヒロト、走流野ナオト! 緊急召集! 至急、正門に集合せよ!!」



 それだけ伝えると、伝令隊は走り去っていく。顔を見合わせ、急いで戦闘服に着替えた俺たちはすぐに正門に向かった。

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