悲しいて泣いてんちゃうねん。むしろ嬉しいねん。

今よりももっと未来。擦り切れた世界で懸命に生きる人々の群像劇。
苛酷な自然環境、限られた資源の中を必死に生きる人たちを、ヒルコ症という無慈悲な病から救うために、あらゆる人たちが人生をかける。

いやぁ、「エモい」ってこういうことを言うんちゃう?
もう何回もバスルームに駆け込んで、シャワーで涙を誤魔化したもんね。
確かに登場人物たちが苛酷な運命に翻弄される様を見ると、思わず涙が溢れそうにはなるんですけど、ぼくが涙を流した理由は違うんですよね。

この作品に出会えた喜び?

それなんですよね。
まだ物語は完結前なんですけど、これ、物語が最高の形で終わったなら、自分の涙腺とかどうなってしまうのかと思って、すでに南アルプスの天然水を2リットルのペットボトル6本入りの箱で用意してます。

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