心を寄せるなら、私は愛する人にしたい
- ★★★ Excellent!!!
舞台は、月と地球です。
賓(まれびと)がなせる世界と心の神との世界がうごめきます。
人を巡り、ある病とルリヨモギギクを巡り、運命は回ります。
愛した人と離れてしまったら、人はどうなるのでしょうか。
深い洞察のもと、愛と哀しみと喜びが描かれております。
ふるさとについても考えさせられました。
きっと誰もがある郷里は、遠く想い人のいる所でしょうか。
それとも、今の愛する人がいる所でしょうか。
例え、暮らす所が荒れ果てていても、きっと心に愛があるはずです。
月と地球、あなたは、どちらに心を寄せますか。
構成力がずば抜けていると思います。
サブタイトルの文字数にも拘りを感じます。
読みやすい文体です。
感動が欲しいときに、ぜひ、ご一読ください。