昔話のような話から始まり、まさかの最後に「うわ……」となります。もう開いた口に手を当てて「うわ……」って。蛙が可愛いんですよ。しゃべりかたが可愛くて可愛くて。ほっこりしつつラストにしんみりしてからの視点の切り替による脱力っていうか、「え……」って。まあ、読んでみてください。ぐるんぐるん回転する読み心地に酔いましょう。
雨の降りやまない村。村人達が困る中、そこに現れたのは……。短編なのに、読み進めるごとに違う様相を呈すのは、さすが書き慣れてらっしゃる作者様です!どんなラストが待っているのか……。ぜひ、ご自身の目でお確かめください!
異世界転生はチートと共にある。しかしそのチートの出所は常にそれを設定する神より出ずる。成すがまま、思うがままに生きようと願うのは人間であり、その欲望こそが神の贄そのものなのだ。転生者がその生を末路とできるかどうかさえ……。
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