あとがきと
「怪獣は、災害だ」
と悲嘆に暮れる一般市民がいる。
「怪獣は、もう日常だろ」
と笑う悪党も、数は少ないけれどいる。
ただ一方で。
「怪獣は、憎むべき敵だ」
と言い続ける、一人の男がいた。
その男は、「怪獣」に幾度となく己の無力さを思い知らされても、抗うことを止めない男だった。
誰もが自然の摂理と認めて慣れてしまった「怪獣」の存在を、彼の瞳だけは「復讐すべき敵」として捉えていた。
あらゆる災害の中で「怪獣」には復讐の機会がある。
──それは、彼にとってささやかな生きる希望だったのだと思う。
その勇姿を刮目せよ──。
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「https://kakuyomu.jp/works/1177354054885420014」
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──と、大仰しい雰囲気で書きましたが、岩井喬さんの「怪獣殲滅デッドライン」のURLを置いて、突然ですが紹介させていただきます。
この短編を書くにあたりキッカケになったというか、モロに影響を受けて作ったので、ここでぜひ紹介したいと思いました。
内容も作風も全然違います。
僕の主人公──平和ボケした小悪党──とは正反対の主役が登場します(もちろん、僕がモロに影響を受けたから、正反対のキャラになっているのだけれど)。
「怪獣殲滅デッドライン」の主人公、石津武也は逃げないし退かないし諦めない、正義の味方です。
対するは、圧倒的な破壊神「怪獣」。痺れます。
特撮リスペクトを感じる、熱くなれる怪獣モノですので、ぜひ読んで下さい。
緊急怪獣速報 緯糸ひつじ @wool-5kw
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