描写や作品の展開、そして最後の終わり方…良い意味でなんとも言えない読後感を味わいました。他の方にも是非おすすめしたいためレビューを書かせていただきます。素敵な作品をありがとうございました<(_ _*)>
はじめはホラーな感じでしたが、幽霊の感情描写や主人公の意識が丁寧に書かれていて、すぐに入りこめました。夕暮れの光の加減や空気の匂いが伝わってくるようです。ホラーで悲しい話ですが、どこか美しい話でした。
日常の中にある不思議な場所。あの廃墟。ベランダ。でも生きる者には、わりと見えなかったりするもので。見ているのに見えないふりをしているのか、全く興味が無いのかはわからない。その不気味なものに気づいた時、そこからホラーって始まるのだろう。作者様の丁寧な描写で情景が見ているように感じられました。どこか物悲しく、その中にある優しさや怖さに魅了される作品でした。素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。
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