概要
永遠を生きる『シノ』のモノガタリ
『シノ』は老いることも死ぬこともない。
一体いつから彼女が生きているのかはもう誰にも分らないことだし、いつまで生きていられるのか彼女自身にすらわからない。
これは様々な時を生き、出会イと別レを繰り返す『シノ』のモノガタリ。
※
連作短編、一話完結オムニバス形式です。
基本的に何処からでも読んでいただけます。
一体いつから彼女が生きているのかはもう誰にも分らないことだし、いつまで生きていられるのか彼女自身にすらわからない。
これは様々な時を生き、出会イと別レを繰り返す『シノ』のモノガタリ。
※
連作短編、一話完結オムニバス形式です。
基本的に何処からでも読んでいただけます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!永遠の生は、悲しみをもたらすのか。それとも――
本当はネタバレであり、テーマが不死だと書くのはマズいかもしれません。
しかし、それを避けるのも難しかった……
不死者が遭遇する出会いと別れ。
永遠に死ねない苦しみ。
物語の定番要素でもあるこれらを、真正面から描いた短編集です。
主人公シノは、その永い時の中で、何を見つけ、誰に出会うのか。
儚くも強いシノは、あまり口数の多い主人公ではありません。
人の業の深さを静かに見つめ続ける彼女は、非常に魅力的なキャラクターです。
不死から生じるであろう悲劇や行き違い、わずかな希望や喜びを存分に描ききっておられます。
陰鬱なシーンもあるものの、決して真っ黒では終わらないのは、作者さんの優しい視線がな…続きを読む