近未来でもSFでもない、今、起こるかもしれないドラマ。

IT技術により、東京が天災に近いダメージを負い、人が死ぬ。
そんな危機的状況を、近未来でもSFでもなく、今ある技術で描くという衝撃的な作品です。

コンサルとIT技術に長けた二人の若者が主人公と聞けば、シリコンバレーで成りあがったようなベンチャーの物語かなと思い浮かべますが、彼らはその先にある、ホワイトハットかブラックハットかの決断に迫られます。

それぞれが考え、選択した結末は、悲しくもあり、爽やかでもあり。
作中で登場する、辛味が強い炭酸飲料であるジンジャーエールのような読後感をいただきました。

その他のおすすめレビュー

四万一千さんの他のおすすめレビュー14