サイバーセキュリティに勇者はいない

主人公は実に頼れる男であり、サイバーテロ対策チームには短い期間で急成長した登場人物もいます。
けれど、彼らが表立って讃えられることはなく、サイバー攻撃が終わることもありません。
それでも、果てしない攻防に彼らは挑んでいくのでしょう。
現実にも同じような方々がおり、そのおかげで今のIT社会は成り立っていると、そう感じられる作品でした。

東京オリンピックを2年後に控えた今こそ、読んでおきたい小説です!