なぜ書くのか、という原点に返らせてもらえる

自著の出版と引き換えに、とある事情を抱えるWEB小説のゴーストライターを引き受けた新人作家。

そんな彼の前に突如現れた美女幽霊は、今まさにゴーストライトしようとしていた作品の作者なのだった。

「ゴーストライトとはいえ実際に出版されるものを書いている他人」と、「原作者とはいえ死んでしまって続きを書いていない本人」、という対比の設定が面白く、作品を作るとは何かについて考えさせられました。

読みやすい文体でありながら、WEB小説に関わる人はより深く読むこともできる。散りばめられた伏線回収も読みどころのエンターテインメント小説です。

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