★★★ Excellent!!! あたたかくて、それなのにどうしてこんなに切ないのか…… 天秤 このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(163文字) レビューいいね! 2 2021年11月9日 17:49
★★★ Excellent!!! 一種の擬人化 やおよろずの 人ではないので擬人化という表現はてきせつではありませんが、朝と夜を擬人化したような感覚です。面白かった。 レビューいいね! 2 2020年4月30日 09:26
★★★ Excellent!!! 朝と夜。けっして同じ時を過ごすことができない二羽の物語。 野々ちえ 夜を司るフクロウ。 朝を司るニワトリ。 同じ巣に暮らしながら、二羽は一度も言葉を交したことがない。夜のフクロウが目覚めた時ニワトリは眠り、朝のニワトリが目覚めた時フクロウは眠っているから。 それぞれの想い。背負った使命。なにげない日常を守っている二羽の、切なくあたたかい物語。約2,000文字で、深い余韻を残してくれます。 レビューいいね! 2 2019年12月19日 12:09
★★★ Excellent!!! 世界には夜を司る鳥と朝を司る鳥が1羽ずつ住んでいる 坂井令和 夜を司るのは、夜の空のような真っ黒い体に月みたいな静かな黄色の目を持つフクロウ。 朝を司るのは、朝の空のような真っ青な体に太陽みたいな燃える赤い目を持つニワトリだ。 自分が起きている時は相手は眠り、相手が起きている時は自分が眠ってしまうから。 深い話でした! レビューいいね! 2 2019年12月18日 09:40
★★★ Excellent!!! 近くても遠く、すれ違っても通じ合う 五善ライチ 夜のフクロウと朝のニワトリは 互いに異なる世界を生き、互いを探し合う。 フクロウとニワトリの正反対なようで同じような関係性にどこかもどかしい気持ちもありつつ、二羽の一途な姿に心が暖まりました。 結末はどうなっちゃうんでしょうね。夜も朝もなくなったから会えるのか、出会って夜も朝もなくしてしまうのか、二羽はついぞ会うことはなかったのか。 想像の余地のある素晴らしい作品をありがとうございます。 レビューいいね! 2 2019年7月24日 22:19
★★★ Excellent!!! 朝と夜を司る鳥たちの美しくて切ない物語 松宮かさね 朝を司るニワトリと、夜を司るフクロウ。 彼らは大切な役目を果たしながら、共に暮らしています。ですが、住処に戻るとふたりは……。 まるで古の神話のように壮大で、詩のように色彩豊かで美しい世界に引き込まれました。 キャラクターが鳥であることで、どこか親しみやすい愛らしさも感じます。 そんな愛すべき彼らの背負っている運命の切なさが、心に深く残りました。 「夜のフクロウ 朝のニワトリ」この言葉だけで、もう想像力をくすぐってくれます。 タイトルから膨らませた期待を、この作品は裏切ることはありませんでした。読んで良かったです。 童話の読みやすさ、発想の豊かさを持ちながら、大人の情感に訴えかけてくる作品です。 読了後には、身近な人と何気ない言葉を交わす日々を、よりいとおしく思えるかもしれません。 レビューいいね! 2 2019年4月27日 23:37
★★★ Excellent!!! 究極の役割分担 コノハナサクヤ 「ありがとう」と伝えられない切なさはあります。 けれど、お互いがお互いに感謝している気持ちは通じあっているようですね。 わたしたちも、見えないところで誰かが何かをしてくれていて、そうして社会が回ってます。 掃除をしてくれたり、整備してくれたり、準備してくれたり……姿は見えないけれど、その誰かにいつも感謝しながら過ごしたいものです。 そんな風にお互いが思えたら、争いごとは減りそうだなと思いながら読ませていただきました。 レビューいいね! 3 2019年1月14日 11:26
★★★ Excellent!!! お互いに同じことを思っていることを知らない二人 水木レナ このお話では、フクロウとニワトリが、生まれたときから永遠に、よるとあさをくり返しているみたいです。 使命のために生きている二羽ですが、実は互いに思うことは同じなので、たまには寝違えて相手の懐に飛び込んでもいいのではないか? ともどかしくなる、やさしさに満ちた物語です。 レビューいいね! 2 2018年3月22日 16:41
★★★ Excellent!!! 同じ時を過ごせなくても、せめて同じ夢を見ていたい。 籠り虚院蝉 フクロウが起きると世界は夜になる。 ニワトリが起きると世界は朝になる。 お互いが微睡んで朝と夜は交代する。 神話にも似た設定と、柔らかな文体によるストーリーテリングはまさしく「童話」。私は絵本作家の安野光雅氏が好きで、彼の絵本をよく読んでいるけど、自然と彼の画風で物語が想像された。 同じ刻を同じ場所で過ごしている筈なのに、起きてみるといつも相手は眠っていて、どうやっても起こせないから起きている時はいつもひとり。相手の寝顔を見て今日の眠りに就けるのに、一度だって言葉を交わした事は無い。もしかすると、彼らが同時に起きていられても言葉は通じないかもしれない、とそんな老婆心もある。 でも、心は言葉ではないから、そこにいるだけで通じ合える。 だから今日の夜と明日の朝は、せめて夜と朝を眠気まなこで過ごす誰かに思いを巡らせていたい。たった今目覚めた人には「おはよう」と、たった今目を閉じた人に「おやすみ」と呟く。 相手がわからなくともそういう存在は必ずいて、そんな存在との心の通じ合い方があると、この作品は思わせてくれる。 レビューいいね! 2 2018年1月10日 00:23
★★★ Excellent!!! 永遠にすれ違い続けても、永遠に君を想い続けよう 由海(ゆうみ) 手を伸ばせば届く距離に居るのに。 目覚めて初めて見るのも、眠りにつく前に見るのも、いつも君なのに。 君のこともっと知りたい、もっと語り合いたいと思っているのに。 けれど、それが決して許されないことだと知っている。 切ない恋物語のような、世界の秩序を創る「ふたり」の物語。ちょっと悲しいけれど、そばに居るだけで、もしかしたらそれだけで良いのかも……と思ったりして。 一枚一枚、絵本をめくっていくような優しさと、ただの寓話で終わらせたくない程の甘酸っぱさを併せ持つお話を、過ぎ行く年を想いながらじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。 レビューいいね! 2 2017年12月28日 23:09
★★★ Excellent!!! 朝焼けの空と星降る空を翔けるのは……。 桜井今日子 やさしいクレヨン画の絵が見えるようなおはなしです。 童話のようでもあるけれど切ない物語。 同じ空の下で。 同じ家の中で。 一緒にいるのに一緒じゃない。 暁の「彼は誰(かたはれ)」どき。 薄暮の「誰ぞ彼(たそがれ)」どき。 少しのあいだ交わるけれどまた離れて。 きっと空を眺めたらこのふたりのことを思い出すようになります。 夜のフクロウさんに朝のニワトリさん。 切ないけれど優しい、素敵な世界観をぜひみなさんにも。 レビューいいね! 2 2017年10月27日 10:39
★★★ Excellent!!! 夜と朝の宿命 腹筋崩壊参謀 日が昇り、動物が賑やかに過ごし、植物がたっぷり陽の光を浴びる「朝」。 日が沈み、動物たちの多くが夢の中で安らぎ、植物たちものんびりと休む「夜」。 それらを司る役割を担うのは2羽の鳥。でも、彼らは同時にある寂しい宿命を背負っていて……。 お伽話や神話のような壮大な世界観の中にどこか切なさを交えた、丁寧に作り込まれている童話作品です。 レビューいいね! 2 2017年10月25日 23:57
★★★ Excellent!!! すれ違い続ける朝と夜 帆場蔵人 童話だろうか、神話だろうか。繰り返す朝と夜の象徴の物語。まるで詩のような情緒溢れる切なさがあります。 レビューいいね! 2 2017年9月18日 07:57
★★★ Excellent!!! 例えるなら、夜のフクロウが月。そして朝のニワトリは太陽。 アキノリ@pokkey11.1 まるで、一時の風を感じました。 考えもしなかった事。 それは、フクロウとニワトリの日々。 まるで、日光と月光が入り混じった、煌びやかな、とても綺麗なストーリーを見ている様でした。 レビューいいね! 2 2017年9月5日 10:58
★★★ Excellent!!! 世界をつくる二羽のいとおしい話 いうら ゆう こういうお話大好きです。 語り合えない二人が、互いを思う気持ちがいとおしく、自分のつくる世界・相手がつくる世界に感謝しているところが、ほんとうに互いを尊重していてとても素敵でした。 あぁ、でもほんとうは、役目と切り離して、語り合ってほしい!語り合わせてあげたい。 素敵な物語をありがとうございました。 レビューいいね! 2 2017年9月2日 00:08
★ Good! まるで2分間アニメのシナリオのようなショートストーリー 行方かなた 筆者の描き出した童話的な世界観に引き込まれました。 アニーメーションが頭に浮かんでくるようで、どんどん読み進めることができます。 読み終えた後はほんわかした気持ちになります。 レビューいいね! 2 2017年8月29日 23:50
★★ Very Good!! とても綺麗な物語の世界 とき とても綺麗な言葉で語られ、出会うことのない鳥たちの葛藤、そして優しさがよく伝わってきます。 レビューいいね! 1 2017年8月17日 01:14