童話だろうか、神話だろうか。繰り返す朝と夜の象徴の物語。まるで詩のような情緒溢れる切なさがあります。
食べることをこよなく愛する物書き。 最近は似非詩人の肩書きが加わわりました。 好きな猫の毛色 キジトラ、サビ 書くのは詩、ホラー、奇譚、中心だが読むのは…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(163文字)
夜のフクロウと朝のニワトリは互いに異なる世界を生き、互いを探し合う。フクロウとニワトリの正反対なようで同じような関係性にどこかもどかしい気持ちもありつつ、二羽の一途な姿に心が暖まりました。…続きを読む
フクロウが起きると世界は夜になる。ニワトリが起きると世界は朝になる。お互いが微睡んで朝と夜は交代する。神話にも似た設定と、柔らかな文体によるストーリーテリングはまさしく「童話」。私は絵本…続きを読む
日が昇り、動物が賑やかに過ごし、植物がたっぷり陽の光を浴びる「朝」。日が沈み、動物たちの多くが夢の中で安らぎ、植物たちものんびりと休む「夜」。それらを司る役割を担うのは2羽の鳥。でも、彼らは同時…続きを読む
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