異世界転生というより無力な迷子のようなもので、異郷でのボーイミーツガール、紛争下の生活、膨大かつ綿密な設定、未知の言語に対する体系的な働きかけに、琴線をガッツリと掴まれました。
今のところ主人公の(異世界転生に約束されるチートじみた)能力がほぼ不明であり、本当にそんなものがあるのかどうかすらわからない上、会話も理解できない主人公と私たちに明かされる情報は微々たるものです。
異世界なりのロスト・イン・トランスレーションとでもいうのか。ラノベ界のアルダというべきか。
ハーレムを夢見ながら、言語理解と銀髪少女を頼りに道をひらく、妙にリアリティと親近感のある冒険譚。先を読む手が一向に止まりません。
続きを!読みたい!!
いやはや驚きました。これはトールキンの系譜に連なるファンタジーでもあり、SFでもあり、また正しくボーイミーツガールでもある。
これらの要素をすべてちゃんぽん!
なおかつ主人公が言語学の智識を活用しながら現地の少女と地道なコミュニケーションを取っていく、という異世界言語を主軸に据えたエッジの利いた作品となっています。
異世界現地語の雨あられに酔いしれよう! よくわからんまま読んでても面白いですよ。
まったく別のフィールドの話ですが、ゲームでエスペラント語を学ぶことができるという作品が非常に話題となりました。
「ゴールデンカムイ」なんかもそうですけど、ふだん我々が目にすることのない言語というのは非常に新鮮に映ったりするものですよね。ヒンナヒンナ、ウコチャヌプコロ……等々、私たちの普段の言語観から離れたものに対して興味をいかに持たせるか、というところが作者の腕の見せ所となるでしょう。
ひょっとしたらこれからの作品アプローチの中で、この「言語」という方向性からの試みが今よりも重要なウェイトを占めてくるかもしれませんね。
たった今さっき知って、今あがってるところまで一気読みしましたよ。ええ。
この手の小説は他にも存在しているらしいとは聞いたことがあるのだが、いざこうして実物を見せられてしまうと、ひとりの人間が一つの言語体系を組み立てることのマッドさが嫌と言うほどわかる。どうすりゃこんなキチガイじみたことを実行に移そうって思えるんだ。
面白い、面白くないじゃなく、興味が読むことを止めさせてくれない。物語の進みは牛歩と言うべきなのだろうが、そんなこんなもすべて主人公の、文字通りのレベル0からの悪戦苦闘の前にどーでもよくなる。すごい。ヤバい。
知的好奇心をくすぐられまくるというか、勢いよく引き出されまくる感じです。しかしこの、作中言語を理解できたときに冒頭に戻りたくなる構成はズルイよなぁw したくても真似出来ないけどw
更新のごとに冒頭からまた読み直してしまうんだろうなぁ。恐ろしいものに出会ってしまったものです。
追記。
共同開発されてる架空言語を用いての物語だったんですね。失礼いたしました。まぁ、それにしても架空言語の言語体系分析に挑む物語としての面白さは微塵も揺るがないわけで。更新、楽しみにしています。
面白いです。いや、興味深いというべきでしょうか。
異世界ものというと、主人公は女神さんたちに無残に殺させ、チート能力をもち、異世界人は日本語を話す(そのほかモロモロ)。
だが、この話はどうだろうか?
そんな王道な話なんかではない。
舞台は異世界となっているが、言語がさっぱりわからないのだ。
そう、言語を習得しなければならないのだ!
もう、それだけで面白いっていうのに……主人公と一緒に、彼女たちの言語を学ぶ楽しさ!
一緒にリパライン語講座を受けている気分になります。
ぜひ、美少女の言葉を知ろうぜ!
今のところ覚えられたのは、"Salarua"だけという……。頭にメモ帳を作らなければ!
続き、楽しみにしています!
Utrenna aree.
Sur h'am heemertei, am kyanpa jaamyanna syet mooree h'aam wana hoofegga di syuntas fo cheguyathdis. Woneho h'aam itratas dimree adi mo naa, biiktegan h'utre mo kurto aamn syuntasree.
Mo, t'aam kyanpa yanba, am je raazai zen aam hoofe yuugenar kka naaraman fo Hata di din syuntas. Am an ryoo din narron nem.
Am hvaso aarm.