言葉ばかりがコミュニケーションじゃないけど、それもやっぱり大切だ

異世界転生というより無力な迷子のようなもので、異郷でのボーイミーツガール、紛争下の生活、膨大かつ綿密な設定、未知の言語に対する体系的な働きかけに、琴線をガッツリと掴まれました。

今のところ主人公の(異世界転生に約束されるチートじみた)能力がほぼ不明であり、本当にそんなものがあるのかどうかすらわからない上、会話も理解できない主人公と私たちに明かされる情報は微々たるものです。

異世界なりのロスト・イン・トランスレーションとでもいうのか。ラノベ界のアルダというべきか。
ハーレムを夢見ながら、言語理解と銀髪少女を頼りに道をひらく、妙にリアリティと親近感のある冒険譚。先を読む手が一向に止まりません。
続きを!読みたい!!