ラムネとか白いワンピースとか夏とか、読んでいて頭に浮かぶ色使いにセンスを感じました。ラムネの爽快なイメージと、水滴が滴る透明なイメージにぴったりの文章。主人公の不思議な能力と少女の関係など、過ぎるひと夏の出来事がまるでラムネの泡と一緒にどこか名残惜しく切なく消えていくような物語です。読後に何か浸りたい……という方は是非。
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