概要
ディストピアレポート
これは、私が数々の国や星を渡り歩いてきたその中で見つけた、やや極端な結果を迎えた国や星のレポート集だ。
「ディストピア」という銘については議論の余地があるだろうが、何にしてもこれから社会を作っていく皆の参考になれば幸いだ。
「ディストピア」という銘については議論の余地があるだろうが、何にしてもこれから社会を作っていく皆の参考になれば幸いだ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この「楽園」が真なる物か偽りか、判ずる事が出来るのは住民のみ
「ディストピア」と聞くと、地獄の様な管理社会を連想する人が多いと思う。
だが、この作品で語られる国々はそうではない。大抵の場合、住民は幸福の中に生活している。中には失敗例はある物の、そういう場合も息苦しい抑圧下にある訳ではない。
ただ、外部からの来訪者である主人公の目から見ると、「何かが変」なのだ。
勿論、状況が成立するには過程がある訳で、個々の「ディストピア」が築き上げられた経緯はいずれも納得出来る物である。いずれも住民の皆を幸せにする為に出来上がったシステムであり、軍や秘密警察によって強制された物ではない。
結局の処、幸福は主観でしかないし、人として固守しなければならない絶対の物など存在…続きを読む