耳の奥でまだ、ジューッ! って音が。
- ★★★ Excellent!!!
この作者さんが書く女の子って本当にカワイイ!
どこか抜けている感じなのに、何かに夢中になると自分の世界に入っちゃう一穂。
彼女のそんなところが好きで、言動も彼女に合わせる拓馬。
この2人のゆっくりのほほ~んした雰囲気は、読者の私までも包み込みこんでしまう。
あることがきっかけで2人は料理の特訓をするのだけど、一穂のスパルタレッスンの様子に、ニマニマと。
この時に2人が作ったお好み焼き、まるで目の前で本当に焼かれているようなジューッ! って音が聞こえました。
ひっくり返したとき、まだ生の一面がフライパンに柔らかくぶつかって、ふわっと広がる様子とかも一緒に。
のんびりした雰囲気の作品だからか、作中に登場する料理と、それを頬張る一穂の姿がすぐに思い浮かびました。
ラスト、どうするのかな。
そう思って読了後、あぁ、と。
ホント、現実にありそうな恋愛。
もしかしたら、どこかの誰かさんの経験をそのまま切り取ったのかもしれないなー、って妄想して、このレビューの最後にしちゃいます。
あっ、最後私の感想だった…………ぜひ、ご一読を!