物語を綴る通過点

 今作では触れられてなかったが、まぁファンタジーで良くあるのが魔法の理論だと思う。
 大概は魔法とか種族の成り立ちだけ決めたら発車となるのだが、それを更に突き詰めるという内容。
 もはや綿密なプロットを組み立てようかというレベルのものであり、これを突き詰められれば 新たな世界 を生み出せるでしょう。

 異世界などというふんわりした、読者に想像をブン投げるレッテルではなく、かといって既存のどこかにある世界を借りる手法でもなく、読者を惹き込む世界の造り方、とも言えるのではないでしょうか。



 完成させる労力は途方もないでしょうから、作者さんもタイトルで前置き成されているのかもしれません。

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