概要
【電撃小説大賞3次選考通過作】夜の王である母と太陽に祝福された娘の物語
優秀な成績を修めて防衛大学を卒業したにもかかわらず、両親の不祥事により自衛隊への任官を辞退して行く当ての無くなった周防舞夜は、恩師に就職先を斡旋される。しかし待ち合わせ場所に現れたのは銃火器が満載された装甲トラックに乗る、不審な男二人。そして彼らと共に辿り着いた先は、怪物が闊歩する老人ホーム。果たして舞夜は、これからどんな事件に巻き込まれて行くのか。そして彼女が出会った。不思議な母と娘の正体とは?
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- ★★★ Excellent!!!太陽のお姫様を夜の眷族から救うのは、血みどろ筋肉ダルマの王子様!
その昔、彼女は不老不死を望み、代償と引き換えにそれを得た。
代償とは、太陽の光を浴びられないという呪いを受けたこと。
それから数百年、彼女とその眷族はノスフェラトゥと呼ばれ、
現在では東京の夜の闇に紛れて、ひそかに拠点を築いている。
主人公、舞夜は防衛大卒業後の進路が決まらずにいたところ、
ノスフェラトゥと戦う特殊組織に属することとなる(公務員)。
舞夜自身も戦いはするが、彼女が担う役割は語り手/目撃者で、
本当の主人公は「王子様」、ヒロインは「お姫様」だろう。
「王子様」は筋骨隆々の超好戦的なエース級戦闘員。
下品で無礼で粗暴、言葉も汚く、すぐ暴力を振るう。
しかし、「王子様」であるこ…続きを読む