カクヨム専用短編 『七分間の幸福』

作者 くさなぎ そうし

115

41人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

小説を愛するとは、なんだろう。
好きな作品を、好きだと思う理由はなんだろう。
自分が好きだと思った作品を、多くの人にも知ってほしいこの気持ちは、なんだろう。
「ただ好きだから、そう思うから」で片付けてしまっている、意識の底に沈んでいる思い。その思いのひとつひとつをじっと見つめ、具に読み解いていく奥の深さ。そんな深みへ、読む者を否応無く引き込む魅力に溢れた作品です。

ああ、この感じ、よくわかる。——小説を愛する人ならそう唸らずにはいられない、じっくりと味わい深い物語。おすすめです。

★★★ Excellent!!!

画家志望であった主人公が出会ったweb小説。それは彼に追い求めていた「絵」を見せてくれた……
熱い想いが、手に取るように伝わってきます。
描写の美しさもさることながら、主人公の心情がとても丁寧に描かれており、読み手の心をキュッとつかみます。
特に小説の書き手にとっては、何度もうなずかせられる物語です。
至福の七分間、ありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

カクヨムやネット小説の中の世界が、小説として描かれていて、新しく感じました。

自分の受けたイメージを、この場合、沖縄とおぼしき綺麗な海の景色が、ありありと浮かべられて、感受性の高さと表現の豊かさがあると思いました。

一方、実際にネット小説をレビューして応援したのに、どうしたのか広まらず、又、この綺麗な世界が、どうしたのか更新が古いあたり、心配になっていました。

応援した筆者や作品が、がんばっていると良かったと思えたり、皆にも読んでみて欲しいと言う気持ちに唸りました。

同感だからです。

中々、簡単にはいかない歯痒さがあると。

でも、最後迄読んでみてください。

もう、筆者は、顔を隠さなくてもいいのです。

がんばってください。

ぺこり_(._.)_

★★★ Excellent!!!

読みながら、何度も大きくうなずきました。身近で、共感できるお話。とても心に響きました。
小説を一作品書き上げるのには、かなりの労力と時間がかかります。そうして作り上げたものを誰にも読んでもらえなかったときの絶望感は半端ないですよね。
そんなときにいただけるレビューは、心の救いであり、書き続けるモチベーションの源です。
私は書く側の人間であるのと同時に、他の方々の作品も読み、応援し、励ましていける存在でもありたいです。色々と考えさせられました。深いお話、ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

自分が好きだと思ったものが、他の方に伝播して行く。
素敵だと思った感覚を共感され、共有されて。


私のレビューがそういう連鎖を生んだことはないのだけど、誰かと共有できることはとても素敵なことだなと思います。


ここには、物語に対する、純粋でまっすぐな気持ちが書かれていて、そういう読者になりたいなと思いましたし、そういう読者様に巡り会いたいなと思いましたし、巡り会えた作品は幸運で、だけど、実力も(1次元的で海のように魅力的な世界も)あったからこそなんだろうなと思いました。
海の遠くできらめく星のように。

★★★ Excellent!!!

小説を読んだときに見えるものって、人それぞれ違ったりしますよね。
そこが文章だからこそのおもしろさではあるのですが、違って見えるにも関わらず、つながる思いがあるんです。

この作品はそれを教えてくれます。

著者様の強い思いと、文章を書きはじめた動機がいっぱいつまっている、熱い作品だと思いました。

★★★ Excellent!!!

小説を書いている人間なら、小説を読んでいる人間ならきっとこの作品に共感するに違いない。ぼくたちはイマジネーションという名の海を泳ぐ。それはおそらく書く側も読む側も変わらない。
想像力の海の中、ぼくらは深く深くもぐり、その真を探す。ぼくらの求めているものは文字の中の深い、深いところにきっとあるのだろう。そんなふうに文字の中をダイブして、ぼくらはきっと行き着くのだ。もっとも深いその真相に、聖域に。
ぼくも海を描きたい――そんなふうに思いました。

★★★ Excellent!!!

文字、絵画、音楽、映画、ダンス、スポーツ他様々、自らの身から、何かを表現する場合があるけれど(仕事を含む)、なかなか自分の評価と他人の評価が一致するということは、稀なこと。
大切なことは表現するものに対して、真摯な部分を持ち続けること、そういうことを教えていただきました。

★★ Very Good!!

 あふれかえる棚に、びっしりと並ぶDVDやコミック。その背表紙の上に、見覚えがある鳳凰のマーク。角川のマークだ。小生が昔務めていたレンタルショップ。小生が思ったことは、たぶんこの作者も感じているのではないだろうか。
 「どうして、こんなにも物語が溢れているのに、あの作品はここにないのだろう?」
 もしくは。
 「どうして自分の作品はここにないのだろう?」 
 

★★★ Excellent!!!

言葉をつなげて世界を作る、その意味が染み込んでくるような短編です。主人公がネット小説の中で、特別な短編を見つめ、自分の中にある小説への想いにそっと灯がともる。そんな短い作品なのですが、題材が身近なこともあり、なんとも胸に迫るようです。
短編の醍醐味は短い中に凝縮される雰囲気と、白昼夢のような読書感、そしてちょっと放り出されたような読後感、なんかが魅力だと思いますが、どれもが揃っている感じでした。
ぜひ読んでみてほしい作品です。

★★★ Excellent!!!

わたし達、ネット小説家の苦悩を描いた作品です。
とてもよく分かります……分かり過ぎて苦しいくらいです。
しかし、わたし達ネット小説家の幸福についても描いた作品であるなぁと思います。
誰か一人でも自分の作品を心から待ってくれている人がいるというのはとても幸せで有り難いことだと思います。