小説を愛するとは、何か。——その答えが、ここに詰まっています。

小説を愛するとは、なんだろう。
好きな作品を、好きだと思う理由はなんだろう。
自分が好きだと思った作品を、多くの人にも知ってほしいこの気持ちは、なんだろう。
「ただ好きだから、そう思うから」で片付けてしまっている、意識の底に沈んでいる思い。その思いのひとつひとつをじっと見つめ、具に読み解いていく奥の深さ。そんな深みへ、読む者を否応無く引き込む魅力に溢れた作品です。

ああ、この感じ、よくわかる。——小説を愛する人ならそう唸らずにはいられない、じっくりと味わい深い物語。おすすめです。

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