名前を 密憾(みかん)にしている位
みかん好きの 私にとって、見逃せない
タグの先頭に ミカン とあったので
??? と、本当は 他に、沢山 読まないと
イケナイ本が あるのですが、気になり過ぎて
読んでしまいました。
日常の風景で あるよぉ~で、無い!
無さそうで あっても、おかしくない シチュエーション。
ホンの些細な 一コマ。
何の変哲もない みかん が、作者様の 演出によって?
ドラマと化します。日々 どこにも、ドラマは起こってる。
着目点と その広がらせ方に、素晴らしさを 感じました。
私も 夜の電車の中で、スカートの裾が 解れてる方を
見かけて、それが いつ解れたのか、とか どうやって
そうなったのか、勝手に想像しまうタイプで。
この ミカンの先の話を、思い描いてしまいました。
未完である事も、読者を 楽しませて下さる、仕掛け
なんだと、あらゆる意味で 勉強になりました。
余談ですが。
私は 昨日、誕生日パーティーを 実家でしてもらい。
たこパをしていました。たこ焼き の匂いで、充満して
いる部屋の中でも。 甥っ子が 食べ始めた、みかん の
香りは、すぐ 気付きました。
みかん の香り、引き寄せられます。
雑誌編集者が遭遇した、ちょっぴりミステリアスでユーモラスな物語。
エッセイとあるからには、97%は事実なのかしら。特に大都会で仕事に追われる人々は、朝から晩まで仕事のことで頭がいっぱい。とても周囲に目や気を配るなんてことはできません。
でもほんの少しだけ、感性を解き放てば、この物語の女性のように心をワクワクさせることができるのかもしれません。
ましてや文筆を生業、もしくは趣味とされているおかたなら、そこから無限に広がる世界を紡いでいくことができるでしょう。
どこにでもありそうな題材を、ここまで見事にひとつの作品に仕上げられる力量はさすがです。一日のわずかな時間を費やしてこの物語、エッセイをご覧になれば、つらいお仕事や通勤時間にお楽しみができること請け合いです。さっそく探さねば。