柔らかくふくらんでいく、かぐわしいミカンの薫り

味、というより薫りのある文章
独特のテンポを持って淡々と進む語り口
それでも最後には柔らかくて暖かなものが残る…
そんなショートショートの魅力がしっかりとあります。
都会のちょっと無関心な空間の中に現れたミカンという異物、そこから立ち上る物語はどんなものか?
読んで確かめてみてください。
たまには立ち止まって見るのもいいものだと思いますよ。

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