ミッション・イン・オレンジ

作者 RAY

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★★★ Excellent!!!

世の中にある物事を、常に「何かのネタになるのでは」と考えてみたり、目の前にある光景を描写してみたり・・・など、よくありますね!

不意に置かれたおかしな現象に、一瞬、ほんの一瞬だけ心を揺るがされるときがる。それは、ありふれた光景の中にありふれたモノが置かれている場合でも同じである。
人為的な空間に、無為自然なモノが置かれていたとき、人は、終わりのない物語を紡ぎ出す――。

★★★ Excellent!!!

 雑記記者である私。職業柄発想の豊な彼女は東京メトロに乗って、あるものを見つける。

 ――それはミカン。

 ミカンについてあれこれと頭を巡らす主人公を、もしかしたら奇異に思い方もいるかもれない。でも気になりませんか。席にちょこんと座ったミカンの行く末を。

 私がもし同じ状況に置かれたら、主人公同様、頭を巡らすかもしれません。それは暇つぶしではない、思考による楽しいひと時。すぐに終わってしまうけど、何かちょっとした幸せを味わえそうですね。

 掌編ならではの味わいがあっていいな、と思いました(⌒∇⌒)

★★★ Excellent!!!

 いやいや、作者さまの創造力には限りがない。次から次へと浮かんでいくお話。

 みかんがひとつ、あっただけ。それだけのことなのに。
 爽やかな香りを放つ、異彩なストーリー。
 
 日々の生活の中、どこにでもストーリーは転がっている。それを見つけられるかどうかは自分次第だということを再認識させられました。

 

★★★ Excellent!!!

味、というより薫りのある文章
独特のテンポを持って淡々と進む語り口
それでも最後には柔らかくて暖かなものが残る…
そんなショートショートの魅力がしっかりとあります。
都会のちょっと無関心な空間の中に現れたミカンという異物、そこから立ち上る物語はどんなものか?
読んで確かめてみてください。
たまには立ち止まって見るのもいいものだと思いますよ。

★★★ Excellent!!!

重い荷物を抱えて、高いヒールで、あぁ疲れたっ……
そんな中、ひょっこりと現れる和み系珍客。

さっと過ぎ去ってしまうような日常の一コマを、ユーモラスに、それでいてビビットに。
キラリとセンスが光る、とても素敵な物語でした。

読後感もとても爽やか。

もうすぐ冬。
彼(彼女?)の季節ですね!

私の中では何となく、彼のような気がします。

★★★ Excellent!!!

 名前を 密憾(みかん)にしている位
みかん好きの 私にとって、見逃せない
タグの先頭に ミカン とあったので
??? と、本当は 他に、沢山 読まないと
イケナイ本が あるのですが、気になり過ぎて
読んでしまいました。

 日常の風景で あるよぉ~で、無い!
無さそうで あっても、おかしくない シチュエーション。
ホンの些細な 一コマ。
 何の変哲もない みかん が、作者様の 演出によって?
ドラマと化します。日々 どこにも、ドラマは起こってる。
着目点と その広がらせ方に、素晴らしさを 感じました。

 私も 夜の電車の中で、スカートの裾が 解れてる方を
見かけて、それが いつ解れたのか、とか どうやって
そうなったのか、勝手に想像しまうタイプで。
 この ミカンの先の話を、思い描いてしまいました。
未完である事も、読者を 楽しませて下さる、仕掛け
なんだと、あらゆる意味で 勉強になりました。


 余談ですが。
私は 昨日、誕生日パーティーを 実家でしてもらい。
たこパをしていました。たこ焼き の匂いで、充満して
いる部屋の中でも。 甥っ子が 食べ始めた、みかん の
香りは、すぐ 気付きました。

 みかん の香り、引き寄せられます。
 

 


 

★★★ Excellent!!!

都内の電車内では、周囲に極力無関心でいなければならないという不文律が存在する。
昼でも暗く、車内の蛍光灯が白けた空気を照らす地下鉄ならばなおさらだ。
そんな車内にぽつんと置き忘れられた小さな存在が、人々の心を動かす。
慌ただしい日常の中で、それはほんの小さな出来事に過ぎない。
けれども、その爽やかな香りと微笑ましい存在感は、地下鉄を降りた人の鼻孔と心をいつまでもくすぐるのだ。

そんなほっこりする物語をしめくくる言葉が、またなんとも作者様らしく、さらにほっこりしてしまいました。

★★★ Excellent!!!

雑誌編集者が遭遇した、ちょっぴりミステリアスでユーモラスな物語。
エッセイとあるからには、97%は事実なのかしら。特に大都会で仕事に追われる人々は、朝から晩まで仕事のことで頭がいっぱい。とても周囲に目や気を配るなんてことはできません。
でもほんの少しだけ、感性を解き放てば、この物語の女性のように心をワクワクさせることができるのかもしれません。
ましてや文筆を生業、もしくは趣味とされているおかたなら、そこから無限に広がる世界を紡いでいくことができるでしょう。

どこにでもありそうな題材を、ここまで見事にひとつの作品に仕上げられる力量はさすがです。一日のわずかな時間を費やしてこの物語、エッセイをご覧になれば、つらいお仕事や通勤時間にお楽しみができること請け合いです。さっそく探さねば。

★★ Very Good!!

当たり前の日常にふと起きる変化。それさえも何事もなかったかのようにスルーする人々。その中でそれに関心を持った人だけが参加することができる終わりも結論もない無限のゲーム。この物語を読んだ人もそのゲームに参加できるのだ、その価値は人によってさまざまだと思いうが。その類まれなる感性で日常を切り取ることができる作者ならではの不思議な数分間。もしかしてこの作品は新しい作風の切り口的な役割を果たすかも知れない。なんとなくそう思った。